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遠い日の約束。
第11章 情と愛
修正する資料を入力しながら時間だけが過ぎていった。
慌ててミスをするわけもいかずに、じれったさを感じながらも確実に正確に入力を進めていると17時頃に俊樹からLINEが入った。
『お疲れ様。
仕事終わりそう?』
手を止めて返事を返した。
『まだ終わりそうもないの…
ごめんね』
『レストランは仕切り直しにしようか?
軽く何か作って待ってるから家でお祝いしよう』
レストランの予約は19時だった。
どんなに頑張っても仕事を終えて行くことなんてできない。
とても楽しみにしてたけど、仕方がない。
今の春馬を置いて帰ることなどできなかった。
『ごめん。
急いで仕事終わらせて帰るね』
『頑張って』
その「頑張って」の一言で元気になった私はスマホをカバンの中に戻して仕事に没頭した。
カタカタとキーボードを打つ音だけが社内に鳴り響く。
そして、仕事が終わったのは20時を過ぎた頃だった。
全ての資料をチェックしてメールでクライアントに送った。
「申し訳ありませんでした…ええ…月曜日に伺いますので…はい…。では失礼します」
クライアントに資料を送った事を電話して確認してもらったようだった。
「おつかれさま」
春馬の机にコーヒーを渡して労いの言葉をかける。
それを無言で受け取って一口、口に含む。
慌ててミスをするわけもいかずに、じれったさを感じながらも確実に正確に入力を進めていると17時頃に俊樹からLINEが入った。
『お疲れ様。
仕事終わりそう?』
手を止めて返事を返した。
『まだ終わりそうもないの…
ごめんね』
『レストランは仕切り直しにしようか?
軽く何か作って待ってるから家でお祝いしよう』
レストランの予約は19時だった。
どんなに頑張っても仕事を終えて行くことなんてできない。
とても楽しみにしてたけど、仕方がない。
今の春馬を置いて帰ることなどできなかった。
『ごめん。
急いで仕事終わらせて帰るね』
『頑張って』
その「頑張って」の一言で元気になった私はスマホをカバンの中に戻して仕事に没頭した。
カタカタとキーボードを打つ音だけが社内に鳴り響く。
そして、仕事が終わったのは20時を過ぎた頃だった。
全ての資料をチェックしてメールでクライアントに送った。
「申し訳ありませんでした…ええ…月曜日に伺いますので…はい…。では失礼します」
クライアントに資料を送った事を電話して確認してもらったようだった。
「おつかれさま」
春馬の机にコーヒーを渡して労いの言葉をかける。
それを無言で受け取って一口、口に含む。