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遠い日の約束。
第11章 情と愛
私は謝ることしかできなかった。
謝って抱きしめてあげるしか今の私にできることはない。

「どうして華が謝る?華は何も悪くない…」

「だっ…だって…子供ができたって聞かされて…話もしないで別れを選らんだのは私…もっと話し合ってれば…春馬を苦しめなかった…」

私の肩から顔を上げて、頬に両手を添えてお互いに真っ直ぐに見つめあう。

「変らないな…。だから好きになった。自分のことより相手のことばかり思う華だから俺は惹かれた。…今でもその思いは変らない…」

春馬の瞳が揺れる。
今でも思いが変らないと言われて心が動く。

「私も春馬のこと、す―――」

最後まで言葉を聞かずに触れるだけのキスをして、にっこりと笑う。

「華…情に流されるなよ。愛と情は違う。今、華が感じている想いは愛じゃない。」

笑顔できっぱりと言われて言葉を失った。
この思いが愛じゃなく、情なのだという。
もちろん情はある。
ずっと好きで傍にいた人だから情が沸いてもおかしくない。
だからと言って、愛がないとは言い切れない。
情だけで俊樹を裏切ったりはしない。

「情と愛の違いって何?情だけでここにはこないよ…そんなくだらない思いだけで、ここになんて来ない!」

「じゃあ、俺とエッチできる?昔みたいに俺に抱かれる覚悟はある?」

ブラウスのボタンを一つずつ外しながら聞く。
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