この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
遠い日の約束。
第12章 それぞれの想い
「そうか…その想いだけでも伝えてやるといい。そして立花が話せるようになるまで待てばいい。それが上手く行くコツだ」
部長の言葉は不思議で、それでいいのかと思えてくる。
無理に聞きださなくても、私の想いを伝えてさえいれば全て上手くいくと。
「あっ…その角のマンションです…。」
家の近くまで来たので降りるマンションを教えた。
タクシーは止まり、ドアが開く。
「部長…今日はありがとうございました。色々相談に乗っていただき感謝してます…きちんと話して向き合いたいと思います。」
「まぁ…気負わずにやれよ。何かあったらまた聞いてやるからため込むな…」
「はい。」
挨拶をしてからタクシーを降りた。
「1人で寂しいだろうが考えるには良い時間だ…。ゆっくり休んで考えるんだな」
それだけ言い残してドアが閉まり、タクシーは走り出した。
小さくなっていくタクシーに深々と頭を下げた。
そして私は部屋へと足を進めた。
部長の言葉は不思議で、それでいいのかと思えてくる。
無理に聞きださなくても、私の想いを伝えてさえいれば全て上手くいくと。
「あっ…その角のマンションです…。」
家の近くまで来たので降りるマンションを教えた。
タクシーは止まり、ドアが開く。
「部長…今日はありがとうございました。色々相談に乗っていただき感謝してます…きちんと話して向き合いたいと思います。」
「まぁ…気負わずにやれよ。何かあったらまた聞いてやるからため込むな…」
「はい。」
挨拶をしてからタクシーを降りた。
「1人で寂しいだろうが考えるには良い時間だ…。ゆっくり休んで考えるんだな」
それだけ言い残してドアが閉まり、タクシーは走り出した。
小さくなっていくタクシーに深々と頭を下げた。
そして私は部屋へと足を進めた。