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遠い日の約束。
第14章 想いの深さ
取締役部長は篠原と名乗った。
そして篠原さんは叔父さんと呼んだ。
ふたりは血縁関係だと理解すると嫌な予感しかしない。
「ふたりは同じ会社なんだってね。いつも美江が立花君の事ばかり話していてね。どんな男性かと気になって同席させてもらったんだ。でも。うん。美江が言うように良い男じゃないか。これだったら兄貴も文句は言うまい」
ひとり納得して上機嫌で日本酒を飲み始めた。
兄貴ということは篠原さんのお父さん。
そしてこの会社の社長…
まさか、彼女がご令嬢とは思わなかった。
しかし、困った。
彼女が私を気にいってくれてるのは知っている。
だけど私には華という大事な彼女がいるし、たいして篠原さんに興味はない。
どちらかというと苦手で、関わりたくもないタイプ
しかし、ここでは無下にもできない。
どうにかしてやり過ごすしかないと、当たり障りのない会話で交わしていく。
そして2時間も過ぎれば、ほろよい気分になり2件目に行くことになった。
帰りたいが、帰るわけには行かない。
硬苦しい場所もなんだということで少しカジュアルなバーに連れてこられた。
奥まった席に通されて、酔わない程度にお酒をのむ。
そして篠原さんは叔父さんと呼んだ。
ふたりは血縁関係だと理解すると嫌な予感しかしない。
「ふたりは同じ会社なんだってね。いつも美江が立花君の事ばかり話していてね。どんな男性かと気になって同席させてもらったんだ。でも。うん。美江が言うように良い男じゃないか。これだったら兄貴も文句は言うまい」
ひとり納得して上機嫌で日本酒を飲み始めた。
兄貴ということは篠原さんのお父さん。
そしてこの会社の社長…
まさか、彼女がご令嬢とは思わなかった。
しかし、困った。
彼女が私を気にいってくれてるのは知っている。
だけど私には華という大事な彼女がいるし、たいして篠原さんに興味はない。
どちらかというと苦手で、関わりたくもないタイプ
しかし、ここでは無下にもできない。
どうにかしてやり過ごすしかないと、当たり障りのない会話で交わしていく。
そして2時間も過ぎれば、ほろよい気分になり2件目に行くことになった。
帰りたいが、帰るわけには行かない。
硬苦しい場所もなんだということで少しカジュアルなバーに連れてこられた。
奥まった席に通されて、酔わない程度にお酒をのむ。