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遠い日の約束。
第14章 想いの深さ
とりあえずは今日のところはこれで問題はない。
問題は明日…
部長に相談した方がいいのかもしれないと思いながら彼女の部屋を後にした。
自分の部屋に戻りネクタイを緩めて、冷蔵庫に入っているペットボトルの水を一気に飲み干す。
アルコールで火照った身体に冷たい水が行きわたり、やっと一息入れられた。
この時点でも、心の中のモヤモヤは一向に解消されない。
耳に残る華の「おやすみ」の一言が消えることはなかった。
電話をしてみようと時計をみると2時を回っていた。
流石に寝ているだろうと判断をして明日の朝一番に電話をかけることにし、シャワーを簡単に浴びてベッドに潜り込んだ。
そして、起きたのは6時ごろだった。
冷蔵庫から飲み物を出そうとして、昨日の夜に飲み干してしまったことを思い出してロビーに買いに行く。
ロビーで水を買っていると、ランニングから戻ってきた篠原さんが電話をかけながら私の方に歩いてくる。
朝っぱらから彼女に会って迫られるのも面倒なので自動販売機の横に隠れて、彼女がエレベーターに乗るのをやり過ごそうとした。
『そっちはどう?私、今日は立花さんとデートよ。叔父様の一言はすごいわよ。やっとOKしてくれたもの。』
嫌でも耳に入ってくる篠原さんの声。
相手は誰なのか…
自然と耳はそちらに傾く。
問題は明日…
部長に相談した方がいいのかもしれないと思いながら彼女の部屋を後にした。
自分の部屋に戻りネクタイを緩めて、冷蔵庫に入っているペットボトルの水を一気に飲み干す。
アルコールで火照った身体に冷たい水が行きわたり、やっと一息入れられた。
この時点でも、心の中のモヤモヤは一向に解消されない。
耳に残る華の「おやすみ」の一言が消えることはなかった。
電話をしてみようと時計をみると2時を回っていた。
流石に寝ているだろうと判断をして明日の朝一番に電話をかけることにし、シャワーを簡単に浴びてベッドに潜り込んだ。
そして、起きたのは6時ごろだった。
冷蔵庫から飲み物を出そうとして、昨日の夜に飲み干してしまったことを思い出してロビーに買いに行く。
ロビーで水を買っていると、ランニングから戻ってきた篠原さんが電話をかけながら私の方に歩いてくる。
朝っぱらから彼女に会って迫られるのも面倒なので自動販売機の横に隠れて、彼女がエレベーターに乗るのをやり過ごそうとした。
『そっちはどう?私、今日は立花さんとデートよ。叔父様の一言はすごいわよ。やっとOKしてくれたもの。』
嫌でも耳に入ってくる篠原さんの声。
相手は誰なのか…
自然と耳はそちらに傾く。