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遠い日の約束。
第14章 想いの深さ
これだけ脅しておけば良い。
脅しておけば、むやみに高宮に電話をかけることはないだろう。
最後に、にっこりと笑って部屋を後にした。
急いで自分の部屋に入り、大きく深呼吸をする。
何度が深呼吸をすれば気分も落ち着きを取り戻す。

「はぁ…自分じゃない自分を演じるのは疲れる」

そう、私は演じた。
彼女を追い込むために、心優しい立花が暴力的に変貌する様をわざと見せつけた。
恐怖心を煽り、有無を言わさず威圧する。
そうすることで、彼女は私が知ってしまった事を高宮には言わない。
いや…言えない。
電話を聞いている限り、まだ何もされていない。
家に帰るまで3時間。
それまで手を出される確率は低い。
しかし、この計画を私が知ってしまったと連絡を受ければ、その場で無理やり高宮は華を…
考えただけでゾッとする。
もう華にあの時と同じ苦痛を味合わせたくない。
必要な物だけ手に持ち空港に向かった。
その間に華に電話を入れる。
出ないことは想像はついても、あれが彼女の狂言だったかもしれないと1パーセントにも満たない望みにかけた。
何度かけても華が出ることはなかった。
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