この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
遠い日の約束。
第14章 想いの深さ
その代わり直ぐにLINEが返ってきた。
『おはよう。
風邪ひいちゃって声でないの。
何度も電話くれたのにごめんね』
と…これはきっと高宮が送ったLINEだと分かる。
もう、間に合ってくれと願う事しかできない。
空港に着くと、30分後の便に乗れることになった。
あと2時間。
祈る気持ちで時間を過ぎるのを待つ。
その時に、部長と三宅さんの顔が脳裏に浮かんだ。
私より華に近い位置にいるふたりならと電話をかける。
だけど、ふたりが出ることはない。
なんてタイミングが悪いんだと頭をかかえることしかできない。
時間が過ぎて搭乗時間になった。
最後にふたりに電話をして同じメッセージを残した。
「立花です。7時45分の便で帰ります。高宮が華といるようです。まだ何もしていないようですが…とりあえず帰ります。空港についたら連絡を入れます…」
それだけ残して電源を落として飛行機に乗り込んだ。
座席について大きく深呼吸をする。
どう足掻いても自分がすることは何もない。
ただ飛行機が着くのを待つしかなかった。
『おはよう。
風邪ひいちゃって声でないの。
何度も電話くれたのにごめんね』
と…これはきっと高宮が送ったLINEだと分かる。
もう、間に合ってくれと願う事しかできない。
空港に着くと、30分後の便に乗れることになった。
あと2時間。
祈る気持ちで時間を過ぎるのを待つ。
その時に、部長と三宅さんの顔が脳裏に浮かんだ。
私より華に近い位置にいるふたりならと電話をかける。
だけど、ふたりが出ることはない。
なんてタイミングが悪いんだと頭をかかえることしかできない。
時間が過ぎて搭乗時間になった。
最後にふたりに電話をして同じメッセージを残した。
「立花です。7時45分の便で帰ります。高宮が華といるようです。まだ何もしていないようですが…とりあえず帰ります。空港についたら連絡を入れます…」
それだけ残して電源を落として飛行機に乗り込んだ。
座席について大きく深呼吸をする。
どう足掻いても自分がすることは何もない。
ただ飛行機が着くのを待つしかなかった。