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遠い日の約束。
第14章 想いの深さ
その間に考えることは華の事ばかり。
今度こそ、私の手で幸せにしてあげたいと強く願い生きてきた。
優柔不断なせいで華を…いや…美弥を傷つけてしまった分、次に出会えたら必ず幸せにすると誓ったのに、私は同じ事を繰り返す。
悲しい思いばかりさせるのなら手離した方が華のためかもしれないと何度も思った。
だけど、手離せなかった。
華の幸せより自分の想いを優先してしまった。
だから、話して華が私から離れたいと、三宅さんがいいと言うのなら黙って消えようと決めていた。
だから、こんな形じゃない。
華が幸せじゃないと離れる意味はない。
「お客様…大丈夫ですか?」
私の横を通ったCAが声をかけてくれた。
それだけ私は平常ではないということだろう。
「ありがとう…水を貰えますか?」
いつもの営業スマイルで、ついでに水を頼んだ。
起きてから何も口にいれてないことに気がついた。
さすがに喉はカラカラで一息入れたかった。
直ぐにCAが水を持ってきてくれ、それを一気に飲み干した。
乾いた身体に染み渡っていくのが分かる。
そして、やっと一息つけた。
大きく息をしながら、まだ何も終わってはいないと気持ちを引き締める。
だけど、知らずに過ごすよりは良い。
まだ助け出すチャンスは残っている。
もう、あの時のような後悔だけはしたくはない。
今度こそ、私の手で幸せにしてあげたいと強く願い生きてきた。
優柔不断なせいで華を…いや…美弥を傷つけてしまった分、次に出会えたら必ず幸せにすると誓ったのに、私は同じ事を繰り返す。
悲しい思いばかりさせるのなら手離した方が華のためかもしれないと何度も思った。
だけど、手離せなかった。
華の幸せより自分の想いを優先してしまった。
だから、話して華が私から離れたいと、三宅さんがいいと言うのなら黙って消えようと決めていた。
だから、こんな形じゃない。
華が幸せじゃないと離れる意味はない。
「お客様…大丈夫ですか?」
私の横を通ったCAが声をかけてくれた。
それだけ私は平常ではないということだろう。
「ありがとう…水を貰えますか?」
いつもの営業スマイルで、ついでに水を頼んだ。
起きてから何も口にいれてないことに気がついた。
さすがに喉はカラカラで一息入れたかった。
直ぐにCAが水を持ってきてくれ、それを一気に飲み干した。
乾いた身体に染み渡っていくのが分かる。
そして、やっと一息つけた。
大きく息をしながら、まだ何も終わってはいないと気持ちを引き締める。
だけど、知らずに過ごすよりは良い。
まだ助け出すチャンスは残っている。
もう、あの時のような後悔だけはしたくはない。