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遠い日の約束。
第18章 あけましておめでとうございます。
髪の毛をバスタオルで乾かしながらリビングに行くと、ソファーにパパが座っていた。
パパは私に気がつき手をさしのべる。
そして、前みたいに…
「華…おいで」
その言葉にドキンっとして動けない。
「ん?」
どうしたの?と首をかしげて、おいでおいでと手招きをした。
「華?」
もう一度、名前を呼ばれて惹きつけられるようにパパの傍に行った。
そして足元にあるクッションに座るように促され座ると、ブワァとドライヤーの風が髪の毛に当たった。
ワシャワシャと髪の毛を触りながらブローをされると気持ちが良く懐かしく思った。
「こんなもんかな?」
乾ききった髪の毛に手櫛を入れながら、サラサラッと髪の毛を触って満足そうに微笑んでいた。
「あっ…ありがとう…」
結婚する前はしょっちゅうしてもらっていたことが今ではドキドキして恥ずかしかった。
だから、パパの顔を見れず俯いたままだった。
そんな私の頭をポンポンと叩いて、寝室へ消えて行った。
さっきまで触れられていた場所が今は寂しい。
もっと触って欲しいと思うのは私の我儘なのか…
そんな事を思っていると、テーブルの上にワインとワイングラスが置かれた。
「注いで」
何を考えているのか分からず、テーブルに置いてあるワイングラスにワインを注いだ。
パパは私に気がつき手をさしのべる。
そして、前みたいに…
「華…おいで」
その言葉にドキンっとして動けない。
「ん?」
どうしたの?と首をかしげて、おいでおいでと手招きをした。
「華?」
もう一度、名前を呼ばれて惹きつけられるようにパパの傍に行った。
そして足元にあるクッションに座るように促され座ると、ブワァとドライヤーの風が髪の毛に当たった。
ワシャワシャと髪の毛を触りながらブローをされると気持ちが良く懐かしく思った。
「こんなもんかな?」
乾ききった髪の毛に手櫛を入れながら、サラサラッと髪の毛を触って満足そうに微笑んでいた。
「あっ…ありがとう…」
結婚する前はしょっちゅうしてもらっていたことが今ではドキドキして恥ずかしかった。
だから、パパの顔を見れず俯いたままだった。
そんな私の頭をポンポンと叩いて、寝室へ消えて行った。
さっきまで触れられていた場所が今は寂しい。
もっと触って欲しいと思うのは私の我儘なのか…
そんな事を思っていると、テーブルの上にワインとワイングラスが置かれた。
「注いで」
何を考えているのか分からず、テーブルに置いてあるワイングラスにワインを注いだ。