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遠い日の約束。
第18章 あけましておめでとうございます。
「そのまま…こっちみないでね」
そう言われると振り向きたくなるのは人の心情で、振り向こうとして「ダメ」と言われながらパパの手で阻止された。
何なの!と少し怒りがこみあげてきた瞬間にフワッとパパの温もりを感じ、胸元に冷たいモノがあたった。
何?と思ってそれに触れてみるとネックレスだった。
驚いて振り向いてみると、いつもの…昔と変わらない優しい瞳が私を見つめていた。
「パパ…これ…」
驚いていると、パパはクスッと笑った。
「こんな時にパパはやめよう…華…久しぶりに名前で呼んで」
そう言われても、ここ数年、名前なんてよんでないから緊張して名前で呼べない。
「華?もう…私はパパ以外にはなれない?」
少し寂しそうに言われると、私の心はキュンッとする。
この目で見られたら私は抗えない。
「とっ…俊樹…」
やっとのことで口にすれば、極上の笑顔が降ってくる。
「おいで、華」
手を差し伸べられ、その手を取るとパパ…俊樹の膝の上に座らされギュッと抱きしめられる。
久しぶりのこの恰好にドキドキが止まらない。
そう言われると振り向きたくなるのは人の心情で、振り向こうとして「ダメ」と言われながらパパの手で阻止された。
何なの!と少し怒りがこみあげてきた瞬間にフワッとパパの温もりを感じ、胸元に冷たいモノがあたった。
何?と思ってそれに触れてみるとネックレスだった。
驚いて振り向いてみると、いつもの…昔と変わらない優しい瞳が私を見つめていた。
「パパ…これ…」
驚いていると、パパはクスッと笑った。
「こんな時にパパはやめよう…華…久しぶりに名前で呼んで」
そう言われても、ここ数年、名前なんてよんでないから緊張して名前で呼べない。
「華?もう…私はパパ以外にはなれない?」
少し寂しそうに言われると、私の心はキュンッとする。
この目で見られたら私は抗えない。
「とっ…俊樹…」
やっとのことで口にすれば、極上の笑顔が降ってくる。
「おいで、華」
手を差し伸べられ、その手を取るとパパ…俊樹の膝の上に座らされギュッと抱きしめられる。
久しぶりのこの恰好にドキドキが止まらない。