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遠い日の約束。
第19章 後始末
篠原社長と電話して1時間程たった頃、部屋のチャイムがなった。
やっと到着したのかとドアを開けると、2人の男が中に入ってきた。
部屋で泣いている娘と、脱ぎ散らかした服を見て頭に血が上ったのか、俺の胸ぐらを掴んで殴りかかってきた。
それを避けるでもなく殴られて、身体は壁際にたたきつけられた。
しびれる感覚が身体を襲う。
「きさまっ…娘に…」
顔を真っ赤にして、今にも襲い掛かりそうな勢いだった。
「何もしていませんよ。何かをしたのは、あんたの娘の方だ」
唇から流れる血を拭きながら毅然と、言い放つ。
「篠原!!自分の口で言うんだな。自分が犯した罪を…自分が何を誰にしたのかを!!」
感情的に怒鳴った。
その声に、篠原の泣き声がピタリと止まった。
「篠原社長…そのうち、警察はお宅に伺うでしょう。私たちは、うやむらにするつもりもありません。きちんと罪は償ってもらいます」
先ほどの感情的な声とは違い、今度は冷静に言葉を告げた。
その変わりように、怒りに満ちていた篠原社長は困惑しているようだった。
やっと到着したのかとドアを開けると、2人の男が中に入ってきた。
部屋で泣いている娘と、脱ぎ散らかした服を見て頭に血が上ったのか、俺の胸ぐらを掴んで殴りかかってきた。
それを避けるでもなく殴られて、身体は壁際にたたきつけられた。
しびれる感覚が身体を襲う。
「きさまっ…娘に…」
顔を真っ赤にして、今にも襲い掛かりそうな勢いだった。
「何もしていませんよ。何かをしたのは、あんたの娘の方だ」
唇から流れる血を拭きながら毅然と、言い放つ。
「篠原!!自分の口で言うんだな。自分が犯した罪を…自分が何を誰にしたのかを!!」
感情的に怒鳴った。
その声に、篠原の泣き声がピタリと止まった。
「篠原社長…そのうち、警察はお宅に伺うでしょう。私たちは、うやむらにするつもりもありません。きちんと罪は償ってもらいます」
先ほどの感情的な声とは違い、今度は冷静に言葉を告げた。
その変わりように、怒りに満ちていた篠原社長は困惑しているようだった。