この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
遠い日の約束。
第3章 言い伝え
「私は…立花さんの役に立ちたいんです…無理はしないから…頑張らせてください…」

フッと笑うのが分かった。

「絶対に無理しない?」

「はい…残業になって帰る時間が同じ時は外で食べて帰りましょう?」

「はぁ…これで一応の決着はついたかな?」

呆れたような困ったような、それでも声の質は楽しそうだった。
今どんな顔をしているのか知りたくて、立花さんの胸から顔を上げた。
優しい瞳で私を見ていてくれた。
んっ?って感じで目じりが少し下がり、キュンッと私の心は踊る。
この優しさを私だけに向けて欲しいと願う。
契約ではなく愛情から向けて欲しいと強く願ってしまう。

「夕飯の続きしようか?」

はっと我に返って時計を見てみると、立花さんが帰ってきて1時間は過ぎていた。
時間は10時半。

「ごめんなさい。あと30分ぐらいで出来上がるので先にお風呂入って……あっ…」

急いでキッチンに向かいながらお風呂に入ってもらおうと口にした時に、お風呂を沸かしていないことを思いだした。

「そのくらい私がするから、華は食事の支度して」

慌てる私を見て楽しそうに笑いバスルームに消えていく。
/723ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ