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依存体質
第2章 杏のご奉仕

「…杏ちゃん?」
「?!…あら、どうしました樹さん」
内心ドキッとした。
今、全然表情作ってなくて、素の状態だったから。
とっさによそいきの表情を作るのも上手くなったけど
不意はやっぱり慣れない。
「樹さんは、商談の場にいなくていいのですか?」
「あぁー大丈夫だと思いますよ!いつも勝手に取ってくるんで」
直後から、私はイライラし始めていた。
私は昔から父の商談に立ち会ってきた。
商談が失敗しそうになったら、私の身体で繋ぎとめてきた
なのにこの男は…
「樹さんは何のためにお父上に付いて来られたのですか?」
「ん?そんなの決まっているじゃないですか、商談のためですよ」
「ではお父上の側にいらしゃったほうが」
「ねぇ、杏ちゃんってウマイでしょ?」
胸がジュクジュクする。
この人、すでに私をそういう目で見て…る。
「な、何を言って…」
「僕は趣味が人間観察でね、杏ちゃんの歩き方がおかしいのはすぐに分かるんだ」
「あ、歩き方…?」
「?!…あら、どうしました樹さん」
内心ドキッとした。
今、全然表情作ってなくて、素の状態だったから。
とっさによそいきの表情を作るのも上手くなったけど
不意はやっぱり慣れない。
「樹さんは、商談の場にいなくていいのですか?」
「あぁー大丈夫だと思いますよ!いつも勝手に取ってくるんで」
直後から、私はイライラし始めていた。
私は昔から父の商談に立ち会ってきた。
商談が失敗しそうになったら、私の身体で繋ぎとめてきた
なのにこの男は…
「樹さんは何のためにお父上に付いて来られたのですか?」
「ん?そんなの決まっているじゃないですか、商談のためですよ」
「ではお父上の側にいらしゃったほうが」
「ねぇ、杏ちゃんってウマイでしょ?」
胸がジュクジュクする。
この人、すでに私をそういう目で見て…る。
「な、何を言って…」
「僕は趣味が人間観察でね、杏ちゃんの歩き方がおかしいのはすぐに分かるんだ」
「あ、歩き方…?」

