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夏の華 〜 暁の星と月 Ⅱ 〜
第3章 秘密の花園
…だから、男同士が恋愛しようと何しようと別に構わないんだけど…。

暁と月城のキスの光景は余りに衝撃的だった。
暁の相手が月城だったということもだが、二人が交わすキスが余りに淫らで、生々しく、動物めいていたことがショックだったのだ。
…そしてそれに対して嫌悪感がない自分にも、驚きであった。
…暁叔父様だからだ。…暁叔父様は、綺麗で優しくて頭が良くて、大好きな叔父様だからさ。
…それだけさ…。

薫は寝台から降りて、庭園に面した窓を開ける。
カイザーは寝台の足元の小さな敷物の上で鼾をかいて眠っている。
…蒸し暑い夜だ…。
気の早い秋の虫が鳴き始めていた。
湿気を含む夜気を深呼吸し、ふと下を眺める。

…ガス灯に照らされた庭園の奥、噴水に続く道を一人の男がカンテラを下げながら歩いていた。
…背の高い若い男だ…。
…あれは…
泉だ!

反射的に薫は窓を閉め、パジャマ姿のまま部屋をそっと抜け出していた。



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