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夏の華 〜 暁の星と月 Ⅱ 〜
第3章 秘密の花園

「…貴方は…本当に私を惑わす妖婦だ…歳を経るごとに…妖しく…淫らになる…」
一突きごとに呻くように囁き、暁の熱く蕩けた淫肉の最奥を犯す。
「…んんっ…ああ…すごい…奥まで…とどいて…たまらない…」
悦楽の波に絡めとられた暁は濡れた瞳を細め、譫言のように繰り返す。
激しい水飛沫と水音が、暁には美しい音楽に聞こえる。
「…貴方の中が…熱く絡みついてくる…なんと淫らな身体なのだ…」
詰るような月城の言葉は、全ては暁への賛美と服従を表している。
…暁の身体を蹂躙しているように見えて、実は絡めとられているのは月城であった。
この稀有に淫蕩な身体を一度知れば、麻薬のように手離すことは出来なくなる…。
…暁様に雁字搦めにされているのは、私だ…。
だが…なんと甘美な束縛なのだろうか…!
月城はこのまま舟が転覆し、二人して暗い湖の底に沈んでゆく幻想を描いた。
…このまま…繋がったまま二人で水底に堕ちてゆく…。
暁の喘ぐ唇に最後の息吹を与え、二人で寄り添いながら死に絶える…。
…なんと甘く幸せな最期なのだろうか…!
月城は幻想に取り憑かれたかのように、狂ったような抽送を続ける。
二人の結合部分はお互いの体液で白く泡立ち、湖面の水音と同じくらいに淫らな音を立てる。
「…ああっ…!…いい…っ…すご…い…からだが…どうにかなりそ…」
…この命よりも大切な美しく淫らな人を、誰にも渡したくない…!
月城の妄執は激しい律動を加速させる。
小舟の傾きは、もはや限界を超えていた。
…このまま、この湖の底に二人で堕ちて行けば…永遠にこの人は私だけのものだ…!
「…暁様…!…私と…一緒に…!」
…逝っていただけますか…と眼差しを合わせて心で尋ねる。
暁は、一瞬大きく瞳を見開き、月城をじっと見つめ…
夜に咲く白い花のように優しく微笑った。
「…いいよ…森…一緒に…逝こう…」
暁の白く美しい手が、月城の頬を慈しみ深く撫でる。
…暁のすべてを受け入れ、赦し、愛する心が月城の胸に染み渡る。
月城ははっと我に返り、動きを止め…この誰よりも愛おしい恋人に万感の想いのくちづけを送る。
…月城の言葉は一つだけであった。
「…愛している…暁…!」
「…ああ…森…!…僕も…愛している…」
そうして月城は、熱い愛の精を暁の体内に静かに放ち、彼を快楽の頂点に極めさせると、自分も後を追うように達したのだった…。
一突きごとに呻くように囁き、暁の熱く蕩けた淫肉の最奥を犯す。
「…んんっ…ああ…すごい…奥まで…とどいて…たまらない…」
悦楽の波に絡めとられた暁は濡れた瞳を細め、譫言のように繰り返す。
激しい水飛沫と水音が、暁には美しい音楽に聞こえる。
「…貴方の中が…熱く絡みついてくる…なんと淫らな身体なのだ…」
詰るような月城の言葉は、全ては暁への賛美と服従を表している。
…暁の身体を蹂躙しているように見えて、実は絡めとられているのは月城であった。
この稀有に淫蕩な身体を一度知れば、麻薬のように手離すことは出来なくなる…。
…暁様に雁字搦めにされているのは、私だ…。
だが…なんと甘美な束縛なのだろうか…!
月城はこのまま舟が転覆し、二人して暗い湖の底に沈んでゆく幻想を描いた。
…このまま…繋がったまま二人で水底に堕ちてゆく…。
暁の喘ぐ唇に最後の息吹を与え、二人で寄り添いながら死に絶える…。
…なんと甘く幸せな最期なのだろうか…!
月城は幻想に取り憑かれたかのように、狂ったような抽送を続ける。
二人の結合部分はお互いの体液で白く泡立ち、湖面の水音と同じくらいに淫らな音を立てる。
「…ああっ…!…いい…っ…すご…い…からだが…どうにかなりそ…」
…この命よりも大切な美しく淫らな人を、誰にも渡したくない…!
月城の妄執は激しい律動を加速させる。
小舟の傾きは、もはや限界を超えていた。
…このまま、この湖の底に二人で堕ちて行けば…永遠にこの人は私だけのものだ…!
「…暁様…!…私と…一緒に…!」
…逝っていただけますか…と眼差しを合わせて心で尋ねる。
暁は、一瞬大きく瞳を見開き、月城をじっと見つめ…
夜に咲く白い花のように優しく微笑った。
「…いいよ…森…一緒に…逝こう…」
暁の白く美しい手が、月城の頬を慈しみ深く撫でる。
…暁のすべてを受け入れ、赦し、愛する心が月城の胸に染み渡る。
月城ははっと我に返り、動きを止め…この誰よりも愛おしい恋人に万感の想いのくちづけを送る。
…月城の言葉は一つだけであった。
「…愛している…暁…!」
「…ああ…森…!…僕も…愛している…」
そうして月城は、熱い愛の精を暁の体内に静かに放ち、彼を快楽の頂点に極めさせると、自分も後を追うように達したのだった…。

