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夏の華 〜 暁の星と月 Ⅱ 〜
第3章 秘密の花園
目の前で膝立ちしている男のベルトにぎこちなく手を伸ばす。
震える手のために、なかなか外れない金具に苦労していると、上から月城の手が伸びてきて、貌を上げさせられる。
「…お手伝いしますか?」
怜悧な眼が好色な色を帯び笑っている。
暁は目元を朱に染め、首を振る。
「一人で…できる…」
…ベルトを外し、前を寛げる。
下着を押し下げ、男の既に兆している牡を取り出す。
…夏草のように繁る草叢の下に熱く脈打つ雄蕊…。
手にするのは久しぶりだ。
月城は余り暁に口淫を強いない。
口では冷たいことを言い暁の被虐性を引き出し、快楽に導こうとするが、本来の彼は恋人を大切に尊重する優しい指向だからだ。

持ち重りする逞しい牡を捧げ持ち、舌を伸ばす。
熱くなめし革のように滑らかな男の肌…。
そこには脈々と血管が浮き出て、月城の欲情を顕著に表していた。
「…すごい…おおき…い…」
暫くうっとりと眺めていたが、掠れた声でため息混じりに呟く。
堪らなくなったのか、月城は乱暴に暁のしなやかな髪を掴み、自分の牡に押し付ける。
「さあ、お口を開けて…」
「…んんっ…は…あ…っ…」
暁の小さな唇では含みきれないほどに硬く長大なそれを、必死で口内に納める。
喉奥まで突き入れられ、小さな悲鳴を上げる。
「…んんっ…あ…んっ…」
「…ああ…貴方の口は熱いですね…。貴方の綺麗な唇が…私のものを呑み込んでいるかと思うと…ぞくぞくしますよ…」
月城は低く呻きながら、美声で優しく囁く。
「…もっと、お口を開けて…そう…上手ですよ…」
月城に導かれ、暁は喉の最奥まで彼の牡を迎え入れる。
「…喉を開いて…ああ…いい子だ…暁…」
普段冷静な月城がうっとりとしたように熱を感じさせる声を上げるのが、堪らなく嬉しい。
暁の下肢も次第に甘く痺れてくるのを感じる。
「…んんっ…は…あ…っ…」

男がゆっくりと腰を遣い始める。
暁も舌を遣い、月城の雄蕊を口淫する。
上顎を擦り付けられ、むず痒いような焦ったい感覚に下腹部が疼く。
「…んんっ…あ…はあ…っ…」
暁の髪を掴む手に力が入る。
律動のリズムが速くなる。
月城の堪えきれない欲情が直に伝わる。
暁の口唇からは、いやらしい水音がとめどなく発せられ、耳から犯されているような倒錯的な妄想に暁は息を荒げる。

…月城の手が暁の手を握り、
「…自分で馴らしてごらん…」
暁の後肛へと導いた。

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