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第3章 秘密の花園

暁はびくりと身体を震わせる。
「…あ…」
動揺の余り思わず、口から男の牡も離してしまう。
「…やだ…できな…い…」
「…できますよ…さあ…ああ、お口はお留守にしないでくださいね。…もう一度咥えて…」
頭を掴まれ、再び熱く猛り狂った雄蕊を口に押し込まれる。
「…んんっ…は…あ…」
手を取られ、白い双丘の奥…密やかに閉じている花蕾に触れさせられる。
「…さあ、中に指を入れて…そう…ゆっくり…どうですか？…中を弄るのは久しぶりでしょう？」
意地悪な口調で囁かれる。
…パリで月城と離れ離れだった2ヶ月間、後ろを弄り自慰をしていた…と告白していたのを持ち出され、暁の白い首筋が薔薇色に染まる。
「どのように自慰をされていたのか、私に見せてください…」
「…んんっ…」
嫌と言いたいのに、口内は月城の充溢した牡で一杯で口を利くことすらままならない。
暁は羞恥に耐えながら人差し指を花輪の中に差し入れる。

既に欲情している暁の花環の中は熱く腫れていて、天鵞絨のような感触で己れの指を締め付けてきた。
浅ましい自分に恥じ入りながらも、その疼くような快美感に知らず知らずに腰が揺れる。

「…もう気持ちよくなられているのですか？…やはり貴方は淫らな方だ。…でも、こちらも忘れないでくださいね…」
優し気に囁きながら、月城は暁の貌を掴みながら腰を突き入れる。
「…んんっ…は…あ…っ…ん…」
…まるで…月城の性器で口唇を犯されているみたい…
そう思うと、暁の花筒はきゅっと締まり、甘く気怠い快感が中から湧き上がる。
怒張した牡を舌で丹念に愛撫する。
もっと快感が欲しくて、中を弄る指を激しく動かす。
「…指を増やして…そう…一本では物足りないでしょう…？」
見透かされたようで、身悶えるような羞恥心を覚える。
…しかし、身体の奥底から忍び寄る悦楽には抗えない。
二本の指を淫肉に擦り付け、男の牡への口淫を続ける。

淫らな美しい姿の暁を見下ろす男の瞳が熱を帯び始め、抽送を荒々しく再開する。
「…んんっ…ああ…ん…」
暁の口唇を淫らな穴に見立てているような男の野卑な動きに被虐的快感は否が応でも昂まる。
男の怒張した雄蕊は更に大きく膨れ上がり…やがて
「…飲んで…下さいますか…」
上擦った声が聞こえ、暁は頷く。
「…出しますよ…」
呻くような声と共に大量の熱い牡液が凄まじい勢いで暁の口内に放出される。