この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
夏の華 〜 暁の星と月 Ⅱ 〜
第3章 秘密の花園
月の光がまるで太陽のように差し込む寝室で、暁は焦ったいほどに甘く優しくくちづけされていた。

そのくちづけだけで身体がぐずぐずに蕩けそうなほどに酔わされ、暁は甘い声を上げる。
「…ああ…ん…っ…も…だめ…ね…え…」
その先の愛撫が欲しくて、月城の腕の中から柔らかくもがく。
「…まだです…まだ貴方にキスをさせてください…」
「…んんっ…あ…ああ…」
月城のくちづけは巧みだ。
暁の唇や舌を甘やかに奪いながら、まるで性交のように淫らな動きで暁の口内を蹂躙し、その巧みな舌遣いで、喉の奥まで犯し尽くす。
「…もっと舌を絡めて…そう…」
「…ん…あ…っ…は…ああ…」
どちらが自分のものか分からないくらいに唾液を絡め合い、舌を弄り合う。
感じやすい口蓋を刺激され、舌先を噛まれ、暁は長い睫毛を震わせる。

ゆっくりと舌を解き、唇を離しながら
「…また再び、貴方にキスができるとは思いませんでした…」
愛おしげにその唇を指先で触れる。
「…月城…」
「…本当に…私がまた、貴方を愛しても良いのですか…?…この身体に…触れても…」
月城のひんやりとした手が暁のうなじに触れ、肩甲骨へと移動する。
「…あっ…つきし…ろ…」
「…怖くないのですか…?」
…強姦まがいに身体を奪ったことは、暁以上に月城の心に深い影を落としていたのだ。
月城の哀しげな瞳を瞬きもせずに見つめ返す。
「…怖くないよ…。だって、僕は君を愛しているから…。君を愛しているから…また君と、ひとつになりたい…君に奪われたい…何もかも…。
…これが僕の本当の気持ちだ…」
月城の端正な貌が切なげに歪み、暁の貌を引き寄せ、再び唇を貪る。

「…暁様…!貴方はどこまで私にお優しいのですか…⁉︎」
暁は男のくちづけに酔わされながら、甘い吐息を漏らす。
そして、美しい目を細めて微笑う。
「…仕方ない…。僕は君には自分でも驚くほど甘いんだ。…君の何もかもが大好きだから…仕方な…」
暁の言葉は月城の情熱的なくちづけに飲み込まれ、二人はそのまま愛の褥へと縺れ合いながら、沈み込んでゆくのだった…。
/954ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ