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夏の華 〜 暁の星と月 Ⅱ 〜
第3章 秘密の花園
「…だめ…こんなところで…馬丁がきた…ら…」

アレイオンはやや神経質な馬で、他の馬と近いと夜中に騒ぎ出すことがしばしばあった。
その為に、アレイオンだけ他の馬たちの厩舎から少し離れた独立した馬房を与えられていた。
しかし、だからといっていつ誰が来るか分からないことには変わらない。
もし見られたら…。
暁の身体は恐ろしさに怖気が立った。

月城は暁の衣服を緩める手を少しも止めずに、鮮やかな手つきで乗馬ズボンを取り去ってしまった。
「…大丈夫ですよ…馬丁はもうこの時間にはこちらには来ません…。倶楽部ももう人が少なくなる時間だ…」
「…でも…!…もし見られたら…」
扉はあるとはいえ、鍵もかからないこんな場所で…
…馬房の片隅で男に求められるなんて…

…まるで淫らな娼婦か、荒くれた馬乗りに犯される乙女のようだ…。
自分の妄想に身体の芯が熱く疼く。

月城は敢えて荒々しく暁の身体を裏返す。
「…手をついて…暁…」
合図のように、ぞんざいに呼び捨てで呼ばれるともう駄目だ。
…暁の身体から力が抜け、男に従属するしかない素直で従順な女のようになる自分を感じる。

暁は木目が浮いた壁に華奢な両手をついた。
…上半身は乗馬ジャケットまできちんと着込んだ姿…けれど下半身は、黒い乗馬ブーツのみを付けたあまりに淫らな裸の姿を晒しているのだ。
己のあられもない姿を想像するだけで、暁は羞恥に身悶えそうになる。
…しかし同時に淫らな身体はもう男を求めている。
こんな…淫蕩なことを無理に強いる傲慢な男の牡が欲しくてたまらなく昂まるのだ。

「…もっと腰を突き出して…そう…いい子だ…暁…」
男の極上のベルベットのような滑らかな美しい声が鼓膜に吹き込まれ…暁は自分の花茎が熱く兆すのを感じる。
同時に、男に荒々しく掴まれた腰の奥…淫肉の中が熱く甘く疼き出すのを感じずにはいられなかった。

男の長く美しい指が暁の肉付きの薄い双丘を押し開き、まだ慎ましやかに閉じている薔薇色の花環に触れる。
「…貴方のここは、何度愛してもすぐに清楚に閉じてしまう…まるで幼気な処女のようだ…」
薄く笑いながら、暁のうなじに噛み付く。
「…んんっ…噛まない…で…」
暁はうなじに弱い。
それを知っていて、男はわざと意地悪のように暁の美しい首すじに愛の烙印を押す。
「…貴方は…私のものだ…!」
…それは男の所有の印でもあった。

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