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夏の華 〜 暁の星と月 Ⅱ 〜
第1章 夏の華
狭霧との性交は今までしたどの性交よりも、痺れるような、また麻薬めいた中毒性を秘めた極上の快楽をもたらした。

若い月城は思わず狭霧に溺れそうになり、一度極めた後、意識を失っている狭霧に手を伸ばした。
抱き起こし唇を重ねようとした時に、狭霧は小さく呟いた。
「…旦那様…」

月城ははっと我に返り、狭霧を静かにベッドに横たわらせると、毛布を丁寧にかけた。
美しい…しかしどこか何かが欠落したような、例えようもなく孤独感を感じさせる狭霧の貌を飽かずに眺めた。
…そうして、その白い額に敬愛と思慕を込めたキスを静かに送った。

月城と狭霧の肉体関係は、後にも先にもこれが最初で最後であった。
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