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夏の華 〜 暁の星と月 Ⅱ 〜
第3章 秘密の花園
「…はなせ…てば…」
華奢な薫の抵抗を封じるなど、暁人には訳のないことだ。
「…薫…好きだよ…キスしていい?」
「だめ…だって…ば…」
必死で首を振るのに、暁人は薫の貌を掴むとその唇に大人のキスをする。
…暁人のキスは、どこでマスターしたのかと疑いたくなるほどに上手い。
さすがに手練れた泉のキスには敵わないがそれでも、薫のまだ幼い性感を繊細に刺激してくる巧みなキスだった。
「…薫の唇…柔らかい…可愛い…薫…」
くちづけの合間に睦言を呟くのも、とても同い年の少年と思えない。
「…んんっ…だめ…あ…っ…」
むずかる薫の抵抗を一気に封じ込めようと、暁人は熱い舌先で唇をこじ開け、白い歯列を割り、口内を弄り始めた。
「…や…あ…っ…んん…」
思わず奥に引っ込めた薫の舌を大胆に捉え、絡めてくる。
滑らかな舌の動きに連動するかのように、暁人は差し入れた脚をゆっくりと動かし、再び若い花茎同士を擦りあげようとする。
熾火のように燻る快楽の種火に点火されそうで、薫は必死に暁人を突き放そうとする。
「…んっ…だ…め…もう…」
「…また…したい…薫と…ねえ…しちゃだめ…?」
昨夜の言いつけを忠実に守る暁人は、決して手は使わない。
けれど、やたらに物慣れた繊細、かつ大胆な腰の動きで薫の性器を刺激してくるのだ。
…このままじゃ…またしたくなっちゃう…。
快楽に弱い薫は甘い声を上げだす。
「…したい…。…本当は…もっといろんなこともしたい…薫の…あそこに…僕の…を入れたり…」
下肢の律動を緩めずに、暁人が熱に浮かされたように耳元で囁いた。
…瞬間、薫の貌色が変わった。
物も言わずに暁人を突き飛ばし、ブランケットを身体に巻きつけ、ベッドを飛び降りる。
「ふざけるな!やっぱりお前、僕を襲うつもりだったんだな‼︎そんなことしてみろ!お前をあの吊り橋から叩き落としてやる!お前の屍体を狼の餌にしてやるからな‼︎」
獅子のように怒り狂う薫に暁人は夢のような快楽から瞬時に醒め、慌てて首を振る。
「ご、ごめん!薫…そ、そんなつもりじゃないんだ…ただ…」
「うるさい!僕はお前とセックスするつもりはないからな!」
「…あんなことまでしておいて…?」
おずおずと尋ねる暁人に、つんとそっぽを向く。
「あんなの自慰の延長だ。勘違いするな」
…高慢な台詞を吐いた薫の耳に、ふと微かに車のエンジン音が聞こえて来た…。
華奢な薫の抵抗を封じるなど、暁人には訳のないことだ。
「…薫…好きだよ…キスしていい?」
「だめ…だって…ば…」
必死で首を振るのに、暁人は薫の貌を掴むとその唇に大人のキスをする。
…暁人のキスは、どこでマスターしたのかと疑いたくなるほどに上手い。
さすがに手練れた泉のキスには敵わないがそれでも、薫のまだ幼い性感を繊細に刺激してくる巧みなキスだった。
「…薫の唇…柔らかい…可愛い…薫…」
くちづけの合間に睦言を呟くのも、とても同い年の少年と思えない。
「…んんっ…だめ…あ…っ…」
むずかる薫の抵抗を一気に封じ込めようと、暁人は熱い舌先で唇をこじ開け、白い歯列を割り、口内を弄り始めた。
「…や…あ…っ…んん…」
思わず奥に引っ込めた薫の舌を大胆に捉え、絡めてくる。
滑らかな舌の動きに連動するかのように、暁人は差し入れた脚をゆっくりと動かし、再び若い花茎同士を擦りあげようとする。
熾火のように燻る快楽の種火に点火されそうで、薫は必死に暁人を突き放そうとする。
「…んっ…だ…め…もう…」
「…また…したい…薫と…ねえ…しちゃだめ…?」
昨夜の言いつけを忠実に守る暁人は、決して手は使わない。
けれど、やたらに物慣れた繊細、かつ大胆な腰の動きで薫の性器を刺激してくるのだ。
…このままじゃ…またしたくなっちゃう…。
快楽に弱い薫は甘い声を上げだす。
「…したい…。…本当は…もっといろんなこともしたい…薫の…あそこに…僕の…を入れたり…」
下肢の律動を緩めずに、暁人が熱に浮かされたように耳元で囁いた。
…瞬間、薫の貌色が変わった。
物も言わずに暁人を突き飛ばし、ブランケットを身体に巻きつけ、ベッドを飛び降りる。
「ふざけるな!やっぱりお前、僕を襲うつもりだったんだな‼︎そんなことしてみろ!お前をあの吊り橋から叩き落としてやる!お前の屍体を狼の餌にしてやるからな‼︎」
獅子のように怒り狂う薫に暁人は夢のような快楽から瞬時に醒め、慌てて首を振る。
「ご、ごめん!薫…そ、そんなつもりじゃないんだ…ただ…」
「うるさい!僕はお前とセックスするつもりはないからな!」
「…あんなことまでしておいて…?」
おずおずと尋ねる暁人に、つんとそっぽを向く。
「あんなの自慰の延長だ。勘違いするな」
…高慢な台詞を吐いた薫の耳に、ふと微かに車のエンジン音が聞こえて来た…。