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夏の華 〜 暁の星と月 Ⅱ 〜
第4章 ハニームーン・ペーパームーン 〜蜜・月・旅・行〜
北アルプスを背景に初秋の信州の色鮮やかな自然の中、暁の白く透き通るような裸体が湯けむり越しに現れる。
…ほっそりとした長い手足、湯に濡れた肌は真珠色にしっとりと輝いている。
薄い胸に浮かび上がるふたつの桜の花弁のような乳暈、少年のように細くか儚げな腰…そして、淡い色の茂みの下にはほっそりとした薄桃色の花茎が慎ましやかに垂れている…。
月城の視線に…まるで視られるだけで犯されているかのようにその形の良い桃色の唇を喘がせ、黒目勝ちの大きな瞳は水晶を湛えているかの如く潤んでいた。
堪らずに月城が大股で風呂に近づく。
怯えたように後退りする暁の華奢な腕を捉える。
びくりと震える暁を構わずに横抱きに抱き上げ、湯から引き上げる。
「…あっ…!だめ…濡れる…から…」
弱々しく抗う唇を有無を言わせず封じる。
「…どうせこの後、二人ともぐちゃぐちゃに乱れるのですから…」
艶めかしく笑う月城に泣き出しそうな眼をして、首筋に縋り付く。
月城はそのまま部屋に上がり、寝室に足を踏み入れる。
…ほっそりとした長い手足、湯に濡れた肌は真珠色にしっとりと輝いている。
薄い胸に浮かび上がるふたつの桜の花弁のような乳暈、少年のように細くか儚げな腰…そして、淡い色の茂みの下にはほっそりとした薄桃色の花茎が慎ましやかに垂れている…。
月城の視線に…まるで視られるだけで犯されているかのようにその形の良い桃色の唇を喘がせ、黒目勝ちの大きな瞳は水晶を湛えているかの如く潤んでいた。
堪らずに月城が大股で風呂に近づく。
怯えたように後退りする暁の華奢な腕を捉える。
びくりと震える暁を構わずに横抱きに抱き上げ、湯から引き上げる。
「…あっ…!だめ…濡れる…から…」
弱々しく抗う唇を有無を言わせず封じる。
「…どうせこの後、二人ともぐちゃぐちゃに乱れるのですから…」
艶めかしく笑う月城に泣き出しそうな眼をして、首筋に縋り付く。
月城はそのまま部屋に上がり、寝室に足を踏み入れる。