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夏の華 〜 暁の星と月 Ⅱ 〜
第4章 ハニームーン・ペーパームーン 〜蜜・月・旅・行〜
暁がその可憐な口に必死で月城の牡を咥え、愛撫を繰り返す。
「…んんっ…は…ああ…ん…っ…」
甘く鼻を鳴らすような声が、男の劣情を刺激する。
喉を開き、できる限り牡を迎え入れようとする健気さと、その行為自体に確かに快楽を感じ始めている暁がいる。

暁は口淫が苦手だった。
かつての恋人、大紋が無理強いしなかったせいもある。
暁が少しでも苦しがったりすると直ぐに止めさせて、愛しげに抱きしめた。
「…もういいよ、暁…。しなくていい…」
大紋はとても優しい恋人であった。

月城は強要はしない。
暁が口淫したくなるように仕向ける。
暁自身がしたくてしたくて堪らないように、躾けてきたのだ。
…それはまるで魔法のようだった。

今も暁は盛りのついた雌犬のように目を潤ませ、甘い声を上げながら、男の牡を咥え、愛しげに舌を遣う。
元々かなりの硬度を保っていた牡が暁の口淫により、更に硬く熱く脈打つのを舌で感じ取れるのが嬉しい。

「…ん…っ…は…あ…ああ…ん…」
月城の牡が兆せば兆すほど、暁の身体は芯から甘く熱く疼き出す。
下肢が痺れてくるような快楽の波が押し寄せ、暁は無意識に細い腰を揺らめかせる。

「…男のものを咥えているだけでもう感じておられるのですか…?…本当に貴方は淫らな方だ…」
月城の揶揄するような言葉…そして、しなやかな指が暁の掲げられている双丘のあわいに伸びる。
「ああっ…!」
既に熱く疼いていた花環に指を伸ばされ、暁は声を上げた。
月城の猛々しく昂ぶっている牡が勢いよく暁の花のような唇から弾け出る。
「…あ…っ…ごめんなさ…い…」
粗相をした自分が申し訳なくて、涙ぐみながら月城に詫びる。
月城は優しく暁の唇を伝う唾液と…己の先走りの液を拭ってやる。
「もういいですよ…それより…貴方の番だ…」
そう言うや否や、暁のほっそりとした手首を引き寄せ、自分の身体の下に組み敷く。
無防備に投げ出された白く長い脚を容赦なく押し開く。
「あっ…や…だ…っ…」
「…もうこんなに紅く熟れていらっしゃる…。ただ口淫されただけで…」
雪のように白く肉付きの薄い双丘の奥に長く美しい指を引っ掛けるように突き入れる。
「んんっ…!」
己れの肉の中に侵入した月城の指に、背中を仰け反らせる。
…何十回…いや、何百回男に抱かれてもこの瞬間だけは慣れることができない。
いつも過敏に反応してしまうのだ。


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