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夏の華 〜 暁の星と月 Ⅱ 〜
第4章 ハニームーン・ペーパームーン 〜蜜・月・旅・行〜
「…貴方は私の愛しい妻だ…。美しく優美で儚げで…そして誰よりも淫らな…。私に貴方の淫乱な自慰を見せてください。…奥さん…」
低音の美声でそう囁くと、耳朶の端を小さく噛んだ。
「…んんっ…!…つきし…ろ…」
「…旦那様…ですよ、暁…」
「…え…?」
下から掬い上げるように暁の小さな貌を持ち上げる。
「…旦那様、淫らな私を見てください…と、言いなさい」
言葉で前戯をするような月城に、暁が抗えるはずもなかった。
暁は、真近に迫る月城の氷の彫像のように美しい貌をうっとりと見上げ、長い睫毛に涙を絡ませながら、小さな声で囁く。
「…旦那…様…、淫らな…私を…見て…ください…」
月城が瞳だけで頷く。
暁の白く華奢な手が月城により広く開脚させられた脚の間にそろそろと伸びる。
小さな双丘の奥…紅く熱く息づく後孔に指を伸ばす。
細い指が花環の中に侵入する。
「…んっ…!」
自分の指でも身体が震えるほどの衝撃が走り、暁は月城の胸に背中を仰け反らせる。
…暁の白く華奢な細い指が、意外なほどに巧みに淫孔を弄り始めるのを、月城は目を細めて見守る。
愛する男に見つめられ、抱かれながら自慰をする倒錯的な状況に、暁は早くも昂り始めていた。
息を弾ませながら、従順に…しかし淫蕩に指を抽送する暁に、尚も淫らな要求をする。
「…いつものように、してください。…貴方は何も仰らずに自慰をされるのですか?…違うでしょう?…奥さん…」
月城の熱い吐息と声に、耳から犯されているような錯覚を覚える。
意識を朦朧とさせながら、甘く掠れた声で小さく叫ぶ。
「…つきしろ…す…き…すき…あいしている…!」
健気な愛の告白に胸に込み上げてくるものを感じながらも、冷静に囁く。
「…他には…?」
「…つき…しろの…で…犯して…つきしろの…あつい…で…」
暁が身悶えしながら、振り返る。
黒い夜の湖のような瞳が切なげに見上げる。
堪え切れなかった涙が水晶のように白い頬に溢れ落ちる。
「…もう…して…森…森ので…犯して…!…指じゃ、いや…!」
月城の熱情が溢れ出し、辛うじて残っていた理性が弾け飛ぶ。
そのまま荒々しく唇を奪い、褥に押し倒す。
「…暁…!愛している…!」
「…森…!…森…!」
…二人は互いの吐息を奪い合うようにくちづけを繰り返す。
美しい愛の獣と化した二人の愛の咬合はいつ果てることなく続くのだった。
低音の美声でそう囁くと、耳朶の端を小さく噛んだ。
「…んんっ…!…つきし…ろ…」
「…旦那様…ですよ、暁…」
「…え…?」
下から掬い上げるように暁の小さな貌を持ち上げる。
「…旦那様、淫らな私を見てください…と、言いなさい」
言葉で前戯をするような月城に、暁が抗えるはずもなかった。
暁は、真近に迫る月城の氷の彫像のように美しい貌をうっとりと見上げ、長い睫毛に涙を絡ませながら、小さな声で囁く。
「…旦那…様…、淫らな…私を…見て…ください…」
月城が瞳だけで頷く。
暁の白く華奢な手が月城により広く開脚させられた脚の間にそろそろと伸びる。
小さな双丘の奥…紅く熱く息づく後孔に指を伸ばす。
細い指が花環の中に侵入する。
「…んっ…!」
自分の指でも身体が震えるほどの衝撃が走り、暁は月城の胸に背中を仰け反らせる。
…暁の白く華奢な細い指が、意外なほどに巧みに淫孔を弄り始めるのを、月城は目を細めて見守る。
愛する男に見つめられ、抱かれながら自慰をする倒錯的な状況に、暁は早くも昂り始めていた。
息を弾ませながら、従順に…しかし淫蕩に指を抽送する暁に、尚も淫らな要求をする。
「…いつものように、してください。…貴方は何も仰らずに自慰をされるのですか?…違うでしょう?…奥さん…」
月城の熱い吐息と声に、耳から犯されているような錯覚を覚える。
意識を朦朧とさせながら、甘く掠れた声で小さく叫ぶ。
「…つきしろ…す…き…すき…あいしている…!」
健気な愛の告白に胸に込み上げてくるものを感じながらも、冷静に囁く。
「…他には…?」
「…つき…しろの…で…犯して…つきしろの…あつい…で…」
暁が身悶えしながら、振り返る。
黒い夜の湖のような瞳が切なげに見上げる。
堪え切れなかった涙が水晶のように白い頬に溢れ落ちる。
「…もう…して…森…森ので…犯して…!…指じゃ、いや…!」
月城の熱情が溢れ出し、辛うじて残っていた理性が弾け飛ぶ。
そのまま荒々しく唇を奪い、褥に押し倒す。
「…暁…!愛している…!」
「…森…!…森…!」
…二人は互いの吐息を奪い合うようにくちづけを繰り返す。
美しい愛の獣と化した二人の愛の咬合はいつ果てることなく続くのだった。