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夏の華 〜 暁の星と月 Ⅱ 〜
第4章 ハニームーン・ペーパームーン 〜蜜・月・旅・行〜
…月城の性交は震えるほどに淫らで好色で激しかった。
凶器のように兆した雄々しい雄刀を、躊躇うことなく暁の紅く小さな淫孔に突き刺すと、そのまま奥まで身体を沈めた。
「…んんっ…!…ああ…おお…き…い…ふか…い…」
あえかな喘ぎ声はもはや譫言のようだ。
「…い…い…すご…く…つきしろ…いい…」
最初から悦楽の声を上げる暁に、まだ余裕を残す男は荒々しく腰を遣いながら、囁く。
「…旦那様…だよ、奥さん…」
全身を駆け抜ける快感の波に、暁は唇を震わせる。
「…旦那…様…きもち…いい…」
「どんな風に気持ちがいいの?」
暁の反応を見ながら、今度は緩く腰を遣う。
じっくりと牡を味わせるように、天鵞絨のような淫肉の襞を擦り付ける。
「…あっ…んん…っ…おく…ぐちゅくちゅ…されるの…いい…」
幼児のようにあどけない口調で快楽を口にする暁は、息を呑むほどに淫らで艶めいて…そして美しい。
何度抱いても、どんなに痴態を晒させようとも、暁の透明に澄み切ったヴァージニティが失われることはない。
穢れない清楚な美貌で、はしたない淫語を呟く様が対照的で、その落差に月城は囚われ、胸が締め付けられるほどの妄執を覚えるのだ。
「…貴方は天使のような悪魔だ…」
端正な眉根を寄せながら、暁の美しい髪を撫でる。
悦楽の海に漂い始めた暁は靄がかかったような表情で男を見上げる。
「私の心をいつまでも捕えて離さない…。貴方なしで生きてきた何十年が口惜しくなるほどに…」
最大級の愛の言葉を捧げられ、暁はその美しい眦から涙を零す。
「…うれしい…月城…僕も…。…僕も…もっと早く君に出会いたかった…」
…君に初めてを捧げたかった…ごめんね…と、哀しげに呟く。
堪らずに月城は繋がったまま、強く抱き寄せる。
男の熱く硬い牡が暁の柔らかな肉を更に穿つ。
暁は思わず、掠れた声で呻き…月城の端正な貌を愛しげになぞる。
「…でも、ちゃんと君に出会えた…。君に出会えて、よかった…君に愛されて、本当によかっ…」
「…暁…!」
暁の真摯な愛の言葉は、月城の熱いくちづけに飲み込まれる。
「…こわして…月城…めちゃくちゃにして…」
…そうして、また君が僕を創りあげて…と、悦びに潤む瞳で微笑まれ、月城は愛おしい伴侶を強く胸に掻き抱き、激しくも濃密な…そして甘く狂おしい愛と欲望の沼へと沈み込んでゆくのだった…。
凶器のように兆した雄々しい雄刀を、躊躇うことなく暁の紅く小さな淫孔に突き刺すと、そのまま奥まで身体を沈めた。
「…んんっ…!…ああ…おお…き…い…ふか…い…」
あえかな喘ぎ声はもはや譫言のようだ。
「…い…い…すご…く…つきしろ…いい…」
最初から悦楽の声を上げる暁に、まだ余裕を残す男は荒々しく腰を遣いながら、囁く。
「…旦那様…だよ、奥さん…」
全身を駆け抜ける快感の波に、暁は唇を震わせる。
「…旦那…様…きもち…いい…」
「どんな風に気持ちがいいの?」
暁の反応を見ながら、今度は緩く腰を遣う。
じっくりと牡を味わせるように、天鵞絨のような淫肉の襞を擦り付ける。
「…あっ…んん…っ…おく…ぐちゅくちゅ…されるの…いい…」
幼児のようにあどけない口調で快楽を口にする暁は、息を呑むほどに淫らで艶めいて…そして美しい。
何度抱いても、どんなに痴態を晒させようとも、暁の透明に澄み切ったヴァージニティが失われることはない。
穢れない清楚な美貌で、はしたない淫語を呟く様が対照的で、その落差に月城は囚われ、胸が締め付けられるほどの妄執を覚えるのだ。
「…貴方は天使のような悪魔だ…」
端正な眉根を寄せながら、暁の美しい髪を撫でる。
悦楽の海に漂い始めた暁は靄がかかったような表情で男を見上げる。
「私の心をいつまでも捕えて離さない…。貴方なしで生きてきた何十年が口惜しくなるほどに…」
最大級の愛の言葉を捧げられ、暁はその美しい眦から涙を零す。
「…うれしい…月城…僕も…。…僕も…もっと早く君に出会いたかった…」
…君に初めてを捧げたかった…ごめんね…と、哀しげに呟く。
堪らずに月城は繋がったまま、強く抱き寄せる。
男の熱く硬い牡が暁の柔らかな肉を更に穿つ。
暁は思わず、掠れた声で呻き…月城の端正な貌を愛しげになぞる。
「…でも、ちゃんと君に出会えた…。君に出会えて、よかった…君に愛されて、本当によかっ…」
「…暁…!」
暁の真摯な愛の言葉は、月城の熱いくちづけに飲み込まれる。
「…こわして…月城…めちゃくちゃにして…」
…そうして、また君が僕を創りあげて…と、悦びに潤む瞳で微笑まれ、月城は愛おしい伴侶を強く胸に掻き抱き、激しくも濃密な…そして甘く狂おしい愛と欲望の沼へと沈み込んでゆくのだった…。