この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
夏の華 〜 暁の星と月 Ⅱ 〜
第4章 ハニームーン・ペーパームーン 〜蜜・月・旅・行〜
月城は闇夜に浮かぶこの世のものとは思えぬ美しくも淫らな貌を引き寄せて唇を重ねる。
舌を絡め合う内に暁の身体は弛緩し、柔らかく月城の肩に腕を回す。
中が充分に馴染んだ頃合いを見計らい、月城は緩やかに下から腰を遣いだす。
「…あっ…んん…っ…は…ああ…っ…ん…」
暁の甘く掠れた声が夜天に溶けだす。
夜目にも白い細腰が淫蕩に揺らめきだし、月城の動きに合わせようとするのがいじらしい。
「…あぁ…い…い…っ…すご…く…」
「どこが気持ちいいの…?」
手練れた動きで腰を遣う月城に、靄がかかったようなうっとりとした眼差しで答える。
「…なか…かたいので…こすられるの…いい…っ…」
そう言って月城の牡を絡め取るように暁の淫肉が締め付けてくるのだ。
油断するとそのまま持っていかれそうな暁の性技に、何時もながら驚かされる。
暁は無意識に男を悦ばせる技を身につけているのだ。
清楚な美貌は夜、月城の腕の中でだけ淫乱な娼婦に変化する。
それが堪らずに愛おしい。
月城は手の中の美しい蝶を握りつぶしたい欲望にかられ暁の細腰を掴むと、思う様下から突き上げた。
「ああっ…!いや…っ…そんな…はげしく…しないで…!」
狼狽したように美しい瞳を見開き、いやいやをする。
…だが、下肢は甘く気怠く痺れるような快楽に溺れ始める。
「激しいのがお好きでしょう…本当は…。野卑な男達に荒々しく犯されるのがお好みなのではないですか?」
容赦ない腰の突き上げを続けながら、意地悪く尋ねる。
「…ひど…い…そんな…僕は…君でないと…嫌だ…君以外の男に犯されるくらいなら…死ぬよ…」
黒目勝ちの美しい瞳には涙が溢れていた。
戯れに言い出したことなのに、胸が張り裂けそうに痛む。
…暁が貧しい少年時代に母親の男達の慰みものになりかけたトラウマがあることを思い出し、月城は詫びるように優しいキスを繰り返す。
「…貴方に指一本でも触れるものがいたら、私が殺します。…貴方は私が守る…命に代えても…」
暁が悦楽と感動からその白い頬に涙を滴らせる。
二人の指が絡まり、強く握り合う。
互いのくちづけで息の根を止めそうな濃密なくちづけを交わす。
月城は激しい律動を繰り返し…そのまま暁が中で達するのを見届けると、その熱い牡液を大量に愛おしい伴侶の最奥に放った。
「…ああっ…!…あつ…い…」
身震いし、自失した暁を月城は愛しげに抱きしめた。
舌を絡め合う内に暁の身体は弛緩し、柔らかく月城の肩に腕を回す。
中が充分に馴染んだ頃合いを見計らい、月城は緩やかに下から腰を遣いだす。
「…あっ…んん…っ…は…ああ…っ…ん…」
暁の甘く掠れた声が夜天に溶けだす。
夜目にも白い細腰が淫蕩に揺らめきだし、月城の動きに合わせようとするのがいじらしい。
「…あぁ…い…い…っ…すご…く…」
「どこが気持ちいいの…?」
手練れた動きで腰を遣う月城に、靄がかかったようなうっとりとした眼差しで答える。
「…なか…かたいので…こすられるの…いい…っ…」
そう言って月城の牡を絡め取るように暁の淫肉が締め付けてくるのだ。
油断するとそのまま持っていかれそうな暁の性技に、何時もながら驚かされる。
暁は無意識に男を悦ばせる技を身につけているのだ。
清楚な美貌は夜、月城の腕の中でだけ淫乱な娼婦に変化する。
それが堪らずに愛おしい。
月城は手の中の美しい蝶を握りつぶしたい欲望にかられ暁の細腰を掴むと、思う様下から突き上げた。
「ああっ…!いや…っ…そんな…はげしく…しないで…!」
狼狽したように美しい瞳を見開き、いやいやをする。
…だが、下肢は甘く気怠く痺れるような快楽に溺れ始める。
「激しいのがお好きでしょう…本当は…。野卑な男達に荒々しく犯されるのがお好みなのではないですか?」
容赦ない腰の突き上げを続けながら、意地悪く尋ねる。
「…ひど…い…そんな…僕は…君でないと…嫌だ…君以外の男に犯されるくらいなら…死ぬよ…」
黒目勝ちの美しい瞳には涙が溢れていた。
戯れに言い出したことなのに、胸が張り裂けそうに痛む。
…暁が貧しい少年時代に母親の男達の慰みものになりかけたトラウマがあることを思い出し、月城は詫びるように優しいキスを繰り返す。
「…貴方に指一本でも触れるものがいたら、私が殺します。…貴方は私が守る…命に代えても…」
暁が悦楽と感動からその白い頬に涙を滴らせる。
二人の指が絡まり、強く握り合う。
互いのくちづけで息の根を止めそうな濃密なくちづけを交わす。
月城は激しい律動を繰り返し…そのまま暁が中で達するのを見届けると、その熱い牡液を大量に愛おしい伴侶の最奥に放った。
「…ああっ…!…あつ…い…」
身震いし、自失した暁を月城は愛しげに抱きしめた。