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夏の華 〜 暁の星と月 Ⅱ 〜
第4章 ハニームーン・ペーパームーン 〜蜜・月・旅・行〜
無心に林檎飴を食べる暁を愛おしげに見下ろす。
暁の形の良い唇は林檎飴の紅色にうっすらと染まっていた。
やや紅く色づいた舌が飴を舐める。

月城がじっと見つめているのに気づいた暁が貌を上げる。
「月城も食べる?」
無邪気に林檎飴を差し出す暁に低く囁く。
「…こちらへ…」
「…え?」

怪訝そうな貌をする暁の腕を掴み参道を逸れ、神社の脇道そばの木立の陰に連れ出す。
楓の木に背中を柔らかく押される。
「…な、なに?どうしたの?」
たじろぐ暁に貌を近づけ甘く囁く。
「…食べさせてください。私にも」
「う、うん。もちろん」
白い手が林檎飴を差し出す。
月城のひんやりした指が、飴でしっとりと濡れた唇をなぞる。
「…いいえ、貴方の口移しで…」
「…え?…そ、そんな…恥ずかしいよ…」
「大丈夫です。こんな暗がりでは誰にも見えませんよ」
暁は周りを見渡す。
…確かに、祭りの人々は参道を賑やかに行き来しているだけで、木立を隔てた脇道など誰も見向きはしない。

暁はおずおずと林檎飴を一口、口に含むと背伸びをして月城にくちづける。
月城のひんやりとした手が暁の肩を包み、引き寄せられる。
唇が重ねられ、熱い舌先が強引に唇を押し開く。
暁の舌の上に乗せられた林檎飴の欠片が舌ごと奪われるかのように大胆に男に吸われる。。
「…んんっ…!」
月城の肉厚な舌が飴を咀嚼すると同時に暁の甘い唾液を残らず吸い尽くす。
飴を食べているのか、暁を食べているのか分からないような激しいくちづけが交わされる。
「…甘くて美味しい…暁…」
くちづけの合間に耳元で囁かれる。
「…んっ…は…ああ…っ…ん…」
「…暁…もっと口を開けて…舌を絡めて…」
「…ああ…んっ…は…あっ…」
月城の言葉に操られるように唇を開き、舌を健気に絡める。
…堪え切れない喘ぎ声が漏れてしまう。
「…や…あ…っ…ん…も…しない…で…」
余りに気持ちが良すぎて、理性を失いそうになる。
必死に月城のくちづけから逃れようと首を振るが、男に顎を掴まれ、尚も口内を蹂躙される。
月城の唾液も甘い飴の味に染まる頃には、暁の着物の裾は月城により乱され、その脚の間には筋肉質の太腿が差し入れられていた。

…下着を着けていないのは月城も同じであった…。
互いの堅く兆した性器が触れ合い、強く押し付けられる。
「…だ…め…月城…っ」
暁は息を弾ませながら懸命に抗う。


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