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夏の華 〜 暁の星と月 Ⅱ 〜
第5章 緑に睡る
「…ああっ…ん…!…は…ああっ…ん…」
激しく唇を貪られながら、乱暴にベッドに押し倒される。
ジャケットがもどかし気に脱がされ、シャツは男が荒々しく引っ張った為に釦が弾け飛んだ。
黒い制服のスラックスが下着毎脱がされ、紳一郎はあっという間に生まれたままの姿になる。

十市の手が止まり、欲望と情熱と賞賛の眼差しが紳一郎の身体を隈なく見つめる。
「…なんて…なんて綺麗なんだ…」
「…やめ…ろ…そんな…見る…な…」
男の火傷しそうに熱い眼差しに晒され、紳一郎は羞恥に身体を薔薇色に染めた。
十市の視線から貌を背ける。

「…あの頃みたいに可愛い子どもじゃない…。おとなの男の体型だ…だから…」
…白けないだろうか…と気がかりだったのだ。
いくら華奢でほっそりとしているとはいえ、背も伸びた。
女性のように柔らかく丸みのある身体ではない。
もちろん豊かな乳房も円やかな尻もない。
…性器も青年らしく成長している。
…十市は女性にもてていた。経験も豊富そうだった。
この三年間だって…
…きっと女性と寝ただろう。
比べられたら、興ざめしてしまうのではないか…と危惧したのだ。

だが十市のうっとりとした表情は変わらない。
褐色のごつごつとした大きな手で、紳一郎の小さな薔薇の蕾のような突起を愛し気に撫で回す。
「…あの頃よりもっともっと綺麗になっている…坊ちゃん…想像していた以上だ…」
十市の手が下に伸びる。
青白いまでに透き通るようなきめ細やかな肌の感触を楽しむように弄り…下腹部で既に兆している若茎に辿り着く。
十市はまず淡い茂みに触れ、小さく微笑む。
「…生えてきたんだな…」
「…ば…か…」
首筋を朱に染める紳一郎を尻目に慎ましやかな下草を撫でる。
「…けれど薄い…可愛い…」
「…もう…やだ…」
恥ずかしくて泣きそうになる紳一郎の顎を捉え、自分に向ける。
「…可愛い…どこもかしこも可愛い…可愛くて可愛くて…おかしくなりそうだ…」
「…十市…んんっ…」
兆している若茎を握り込まれる。
「…ここも…綺麗な色だ…」
「…んんっ…あ…ああ…」
ゆっくりと扱かれる。
花茎の先端から早くも花蜜が滲み出す。
「…もう濡れてきた…」
淫らな水音が男のがっしりした掌から聞こえ始める。
「…や…だ…」
薄紅色の唇が震える。
濡れた眼差しが男を見上げる。
「…十市も脱いで…はやく…ひとつになりたい…」


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