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夏の華 〜 暁の星と月 Ⅱ 〜
第5章 緑に睡る
「…十市の裸…はやく見たい…」
艶めいた黒目勝ちの瞳が誘うように細められる。
十市は苦し気に溜息を吐く。
「…あんたは…!そんな眼をしないでくれ…」
「…僕は十市の裸をずっと思い浮かべていた…。
思い浮かべて…自分でしていた…」
紳一郎の白い指が己れの薄紅色に染まった花茎を握りしめる。
形の良い眉が寄せられ、小さく息を吐く。
薄桃色の柔らかな唇から紅い舌が覗く。
「…坊ちゃん…!頼むから俺を煽らないでくれ」
「…十市は…?…十市はしてた…?僕の身体を思い出して…」
「…ああ。…していた。…毎晩、あんたを抱きしめて…奪って…啼かせていた…」
十市が魅せられたかのように紳一郎の唇を撫で回し、弄る。
太く節くれ立った指を紅い舌が愛おしげに舐める。
「…嬉しい…」

紳一郎は膝立ちになり、十市にくちづける。
男のベストを脱がせ、ネクタイを緩める。
ワイシャツの釦を外しながらうっとりと囁く。
「…こんな服装の十市…初めてだ。…すごくセクシーでかっこいい…」
「…あんたはやっぱりネクタイを締めているようなきちんとした男が好きなんじゃないか?」
少し拗ねたように尋ねる。
紳一郎は微笑みながら首を振る。
「僕はどんな十市でも好きだ。…でも…洗い晒しのシャツに黒いワークパンツに泥だらけのブーツの十市が一番好きだ。野生的で…荒々しくて…男らしい十市が一番…んんっ…」
掬いあげるように紳一郎の小さな貌を掴み、唇を奪う。
「…もう…話さないでくれ…我慢ができない…!」
乱暴にシャツを脱ぎ捨て、再び紳一郎をベッドに押し倒す。
「…ああ…っ…ん…!」
片手でベルトを緩め、スラックスの前を寛げる。
紳一郎のほっそりとした長い脚を押し開き、抱え込む。
「…悪い…。今すぐにあんたの中に入りたい…あんまり馴らしてやれないかもしれない…」
熱い息を弾ませながら耳元で囁く男を下から強く抱きしめる。
「…いい…すぐ挿れて…」
「でも、あんたが怪我をする…」
「…平気だ…お前のことを考えて…いつも弄っていたから…」
紳一郎の瞳が淫らに煌めく。
十市は眼を眇めると腹立たしげに呻き、己れの硬く屹立した牡を取り出す。
紳一郎の双丘の奥…薄紅の後孔に押し当てる。
褐色の逞しい指で淫孔を押し開げる。
切っ先が艶めかしい花環をじわじわと広げながら侵入する。
「…ああ…っ!」
紳一郎が掠れた鋭い叫び声を上げる。



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