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夏の華 〜 暁の星と月 Ⅱ 〜
第5章 緑に睡る
「…ああっ…痛…っ…んん…っ…!」
細く甲高い悲鳴を上げる。
…三年ぶりに男を受け入れるには、十市の牡は長大でずっしりと重く硬質すぎた。
「…すまない…坊ちゃん…やめてやりたいけど、止まらない…」
あんたが欲しすぎて…と、痛ましそうな…しかし熱情の口調でかき口説かれて、紳一郎は苦痛に貌を歪めながらも幸せそうに微笑んだ。
「…いいんだ…。お前が与えてくれるなら痛みすらも愛おしい…。…だって、お前にまた愛されることができるんだから…」
「坊ちゃん…!愛している…」
慎重に腰を進めながら、愛を囁く。
紳一郎は苦痛だけではない涙をはらはらと流す。
「僕もだ。…ずっと…愛していた…お前だけだ…」
涙を吸い取りながら、紳一郎の唇を情熱的に奪う。
「…んんっ…は…あ…ん…」
「俺も…ずっと、あんたを忘れられなかった。…あんたは俺の生きる希望だった。…いつかまた会いたいとそれだけを考えて生きてきた…」
「…うれし…い…十市…」
十市の愛の言葉が身体の芯から温もりと潤いを与え、紳一郎の肉筒と十市の牡がしっとり馴染み始める。
それと同時に、男根の熱い脈が紳一郎の柔襞に当たり、むず痒いような痺れるような感覚を与え始める。
「…あ…んっ…十市…」
「痛いのか?坊ちゃん…」
気遣う十市に首を振り、しっとりと潤んだ切れ長の瞳で見上げる。
「…なんか…変な感じ…ね…もう…うごいて…」
「大丈夫か?…あんたの中は狭くて…身体もか細くて…壊してしまいそうだ…」
労わるようにゆっくり動く十市の首筋に腕を絡める。
「…大丈夫…だから…もっとして…」
「…坊ちゃん…」
「…壊していいから…もっと…して…」
十市の鋭敏な肉食獣のような眼差しが紳一郎を熱く見つめ、唇が激しく奪われる。
荒々しいくちづけと連動するように男の容赦ない腰遣いが始まる。
紳一郎の最奥を犯すような野卑な動き…柔らかな肉襞は男の熱く昂った雄蕊で抉るように突かれる。
「…ああっ…!…深…い…っ…んんっ…」
白く華奢な身体を蹂躙するように犯す…。
簡素なベッドは十市の荒々しい律動によりぎしぎしと軋む。
紳一郎の熱く火照る身体を十市はもはや片時も離したくないかのように激しくも濃密に貪る。
「…あんたは俺のものだ…もう…絶対に離さない…」
呻くように囁き、その美しい身体を奪い続ける。
二人は息も吐けぬ濃厚な愛の咬合に、堕ちてゆくのだった。
細く甲高い悲鳴を上げる。
…三年ぶりに男を受け入れるには、十市の牡は長大でずっしりと重く硬質すぎた。
「…すまない…坊ちゃん…やめてやりたいけど、止まらない…」
あんたが欲しすぎて…と、痛ましそうな…しかし熱情の口調でかき口説かれて、紳一郎は苦痛に貌を歪めながらも幸せそうに微笑んだ。
「…いいんだ…。お前が与えてくれるなら痛みすらも愛おしい…。…だって、お前にまた愛されることができるんだから…」
「坊ちゃん…!愛している…」
慎重に腰を進めながら、愛を囁く。
紳一郎は苦痛だけではない涙をはらはらと流す。
「僕もだ。…ずっと…愛していた…お前だけだ…」
涙を吸い取りながら、紳一郎の唇を情熱的に奪う。
「…んんっ…は…あ…ん…」
「俺も…ずっと、あんたを忘れられなかった。…あんたは俺の生きる希望だった。…いつかまた会いたいとそれだけを考えて生きてきた…」
「…うれし…い…十市…」
十市の愛の言葉が身体の芯から温もりと潤いを与え、紳一郎の肉筒と十市の牡がしっとり馴染み始める。
それと同時に、男根の熱い脈が紳一郎の柔襞に当たり、むず痒いような痺れるような感覚を与え始める。
「…あ…んっ…十市…」
「痛いのか?坊ちゃん…」
気遣う十市に首を振り、しっとりと潤んだ切れ長の瞳で見上げる。
「…なんか…変な感じ…ね…もう…うごいて…」
「大丈夫か?…あんたの中は狭くて…身体もか細くて…壊してしまいそうだ…」
労わるようにゆっくり動く十市の首筋に腕を絡める。
「…大丈夫…だから…もっとして…」
「…坊ちゃん…」
「…壊していいから…もっと…して…」
十市の鋭敏な肉食獣のような眼差しが紳一郎を熱く見つめ、唇が激しく奪われる。
荒々しいくちづけと連動するように男の容赦ない腰遣いが始まる。
紳一郎の最奥を犯すような野卑な動き…柔らかな肉襞は男の熱く昂った雄蕊で抉るように突かれる。
「…ああっ…!…深…い…っ…んんっ…」
白く華奢な身体を蹂躙するように犯す…。
簡素なベッドは十市の荒々しい律動によりぎしぎしと軋む。
紳一郎の熱く火照る身体を十市はもはや片時も離したくないかのように激しくも濃密に貪る。
「…あんたは俺のものだ…もう…絶対に離さない…」
呻くように囁き、その美しい身体を奪い続ける。
二人は息も吐けぬ濃厚な愛の咬合に、堕ちてゆくのだった。