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夏の華 〜 暁の星と月 Ⅱ 〜
第6章 いつか、愛を囁いて
「…ねえ、やっぱり本郷に行ってくれない?」
後部座席から身を乗り出し、司が囁いた。
前田は戸惑ったように振り返る。
「…本郷…ですか…?」
司は至近距離でにっこりと笑う。
「うん。帝大の図書館で本を借りて行こうと思ってさ…。あ、その後は一人で移動できるから、そのまま帰っていいよ。迎えもいらない。今日は高輪の祖父母の家に寄るから」

司の美貌を目の前にして前田は頬を赤らめ、上擦った声で頷いた。
「は、はい…。了解いたしました」
「ありがとう!…あ、このことは泉には内緒にしてくれ。…彼が心配するといけないから」
「承知いたしました」
司の輝くばかりの美貌を眩しげにちらりと見て、前田は本郷に向かうべく、進路を変更した。
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