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夏の華 〜 暁の星と月 Ⅱ 〜
第8章 真夜中のお茶をご一緒に
そのままどさりとベッドのシーツの海に、司を降ろす。
薄茶色の髪がシーツの上にふわりと広がる。
白い肌、優美な眉、長く濃い睫毛、薄茶色の瞳は大きく潤んでいる…。
すんなりと整った鼻筋、唇は薄紅色で…泉との濃厚なくちづけでやや腫れている…。
絞ったランプの灯りのもとで見る司の貌は儚げな白い花のようだ。
泉ははっと息を飲んだ。
…司様は…暁様に似ているのだ…。
誰かに似ているような気がしたのだが、漸く思い当たった。
…昔の暁様に、よく似ている…。
自分が初めて恋心を抱いた頃の暁様に…。
妖しい背徳めいた気持ちで、司に覆い被さる。
その甘い唇を食い尽くすかのように、奪う。
白い寝間着の胸元の釦を外す。
透き通るように白く華奢な身体が露わになる。
泉の熱い視線を避けるように司が身を捩る。
長い寝間着の裾をたくし上げる。
きめ細やかな白くほっそりとした長い脚…。
…そして…。
司は下着を身に付けていなかった。
その青白くしっとりとした双丘に手を伸ばす。
「…下着をお付けにならないのですか…?」
頬を赤らめながら泉を見上げる。
「…だって…セックスするときは付けないんでしょう…?」
屈託のない言葉…。
それがかつての恋人…真紀に仕込まれた習慣なのだと気づいた時、胸の内が焼け付くような妬心に襲われた。
「司様…!」
ほっそりとした脚を大胆に割り開いてその間に身体をねじ込む。
「…ああっ…!」
やや乱暴に寝間着の裾をたくし上げ、下肢を露わにさせる。
司はびくりと脚を閉じようとした。
しかし男の逞しい身体で阻まれ、それは叶わない。
「見せてください…。司様の全てを…」
熱い眼差しが犯すように司の肌を舐め回す。
「…いや…はずかし…」
泉の熱い手が司の足首を捉え、脹脛、太腿と撫で上げ、鼠蹊部に到達する。
薄茶色の淡い茂みの下、慎ましやかなまだ薄紅色の花茎が硬く兆しているのが認められた。
「…可愛らしいですね…。まだ少年のようだ…」
愛おしげに撫でるその手に司は激しく羞恥した。
「…や…言わないで…」
「まだ余り生えておられないのですね…。しかも、薄茶色で…おぐしのお色と同じだ…」
下草を鋤きあげるように撫でると、司が掠れた声で懇願した。
「…やめて…もう…はずかし…い…」
いつもは勝気な司が、まるで初心な少女のように弱々しく涙ぐむ様が泉の欲望に火を点けた。
薄茶色の髪がシーツの上にふわりと広がる。
白い肌、優美な眉、長く濃い睫毛、薄茶色の瞳は大きく潤んでいる…。
すんなりと整った鼻筋、唇は薄紅色で…泉との濃厚なくちづけでやや腫れている…。
絞ったランプの灯りのもとで見る司の貌は儚げな白い花のようだ。
泉ははっと息を飲んだ。
…司様は…暁様に似ているのだ…。
誰かに似ているような気がしたのだが、漸く思い当たった。
…昔の暁様に、よく似ている…。
自分が初めて恋心を抱いた頃の暁様に…。
妖しい背徳めいた気持ちで、司に覆い被さる。
その甘い唇を食い尽くすかのように、奪う。
白い寝間着の胸元の釦を外す。
透き通るように白く華奢な身体が露わになる。
泉の熱い視線を避けるように司が身を捩る。
長い寝間着の裾をたくし上げる。
きめ細やかな白くほっそりとした長い脚…。
…そして…。
司は下着を身に付けていなかった。
その青白くしっとりとした双丘に手を伸ばす。
「…下着をお付けにならないのですか…?」
頬を赤らめながら泉を見上げる。
「…だって…セックスするときは付けないんでしょう…?」
屈託のない言葉…。
それがかつての恋人…真紀に仕込まれた習慣なのだと気づいた時、胸の内が焼け付くような妬心に襲われた。
「司様…!」
ほっそりとした脚を大胆に割り開いてその間に身体をねじ込む。
「…ああっ…!」
やや乱暴に寝間着の裾をたくし上げ、下肢を露わにさせる。
司はびくりと脚を閉じようとした。
しかし男の逞しい身体で阻まれ、それは叶わない。
「見せてください…。司様の全てを…」
熱い眼差しが犯すように司の肌を舐め回す。
「…いや…はずかし…」
泉の熱い手が司の足首を捉え、脹脛、太腿と撫で上げ、鼠蹊部に到達する。
薄茶色の淡い茂みの下、慎ましやかなまだ薄紅色の花茎が硬く兆しているのが認められた。
「…可愛らしいですね…。まだ少年のようだ…」
愛おしげに撫でるその手に司は激しく羞恥した。
「…や…言わないで…」
「まだ余り生えておられないのですね…。しかも、薄茶色で…おぐしのお色と同じだ…」
下草を鋤きあげるように撫でると、司が掠れた声で懇願した。
「…やめて…もう…はずかし…い…」
いつもは勝気な司が、まるで初心な少女のように弱々しく涙ぐむ様が泉の欲望に火を点けた。