この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
夏の華 〜 暁の星と月 Ⅱ 〜
第11章 海に映る星と月
熱いくちづけを交わしながら縺れ合うように褥に倒れこむ。
月城が暁に体重を掛けないように身体を重ねる。
浴衣の前をはだけられ、暁ははっと身を硬くする。
「…だめ…月城…だめ…」
「なぜですか…?…貴方が欲しいのです…」
尋ねながらも月城の手は帯を解き始め、暁のうなじに噛み付く。
「…だめ…。ここで…したら…汚しちゃうから…」
…自分がいかに閨で乱れるか自覚している暁は必死で抗う。
凜の家の寝具を自分の淫らな精で汚すわけにはいかないのだ。
「…大丈夫です。…なんとかしますよ」
全く動じない月城に焦り、泣きそうになりながら上目遣いで見上げる。
「…口で…口でするから…おねがい…ゆるして…」
白磁のように白く滑らかな肌が紅潮し薄桃色に染まり、長い睫毛が小刻みに瞬く。
無意識に男を誘うような色香が蒸せ返るほどだ。
月城の端正な眉が怒ったように歪められた。
「…逆効果ですよ。…そんないやらしいことを仰るなんて…」
天女の羽衣を奪い去るように浴衣を無慈悲に脱がせる。
「…貴方だってこんなに欲情しておられるのに…」
下着を着けない暁の花茎は早くも薄紅に染まり、可愛らしく兆していた。
花茎の先端からは透明の花の蜜が滲み出している。
「…もう濡らしていらっしゃる…。私のものを咥えたくて欲情されたのですか…?」
「ちが…う…」
もがく暁のほっそりとした手首を捉え、己れの硬く勃ち上がった牡を直に触らせる。
…月城ももちろん下着を着けてはいない。
「…あっ…熱…い…」
暁の手首を掴んだまま、卑猥な上下運動をさせる。
「…そんなに敷布を濡らすのが嫌なら…貴方に責任を取ってもらいましょうか…」
優しいけれど、色悪な匂いを漂わせた声が鼓膜を震わす。
「…せき…にん…?」
月城は片手で眼鏡を外すと、ぞくりとするほど端麗な貌でにこりと笑った。
「…貴方のお望み通り、この可愛らしいお口で私を達かせてください…」
月城のひんやりとした指が暁の柔らかな唇を押し開き、白い歯列をなぞった。
甘い旋律が背筋を走る。

暁は月城の美しい瞳を見つめながら、ゆっくりと起き上がった。
「…する…させて…月城…」
…君が悦ぶなら…なんでもしたい…。
暁は甘く掠れた声で囁くと月城の浴衣の前を掻き分け、聳り立つ雄々しく兆した牡を愛しげに撫で上げた。

/954ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ