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寝取られ妻 3
第2章 シーン 2
仄かにコロンに似た官能的な香りが立ち昇る。バスタオルを身体に巻いたままドレッサーに向かい化粧を始める。いつもより明るめのファンデーションを丁寧に施し、アイラインを太めに入れてボリュームのあるつけ睫毛を上下に付ける。目じりは実際の睫毛の場所から3ミリ以上離れた輪郭で目じりを上げる。ペンシルのアイライナーと黒のシャドーで上下のつけ睫毛の間を丹念に潰していくと、目じりの下がり目のあたしの顔立ちが少し目じりが上がったきつめの顔立ちになる。アイシャドーは暗いブルーと瞼の中央にメタリックな色調で光の反射を計算に入れる。かなり濃い化粧になるけれどそれは仕方ない。薄い灰色と輪郭にブルーの入ったカラーコンタクトを入れると黒眼の部分が大きくなり化粧でひときわ大きく見せる目の輪郭とバランスがとれる。薄い灰色の虹彩の色は顔の印象をハーフっぽく変貌させる。まるで別人のあたしが鏡の中に出現した。