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第10章 シーン　10

　腰が自分のものではないみたいにガクガクと激しく打ち振られ、達すると同時に硬直したように一瞬固まり、オーガズムの波が押し寄せてくる間愉悦の時を彷徨っていた。
　津波の様な快楽の波が引くと同時に股間からディルドを外しあたしはステージに突っ伏してしまった。カーテンが引かれてステージを覆うのが分かった。
「ショータイム終了です。」
　美奈の声が聞こえ、部屋の明かりが戻ったのが分かった。ステージに美奈が上がって来て後ろ手に戒められた手をほどいた。
「あと自分で外せるよね？衣装に着替えて戻って来て、それまであたし時間持たせておくから。」
　そう言うと美奈はカーテンの向こうに消えた。