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第4章 シーン　4

「ね、もうちょっとで時間になるから。」
「えー、もうそんな時間？」
「今日は延長していただいたので、最後に詩織のショータイムをご覧いただいてお開きにしたいと思います。」
「ショータイム？」
「ステージでするからかぶりつきで見た方がいいわよ。」
　そう言って美奈は部屋の照明を落としステージを照らす七色のイルミネーションだけにした。ステージ上も決して明るくはないが、明るいより淫猥な雰囲気が盛り上がる。これからすることを考えるとどきどきする鼓動が鳴りやまない。恥ずかしいのだけれど、その恥ずかしい事がより興奮を掻き立てる。
　あたしはポーチを手にしてステージの上に立つと下から見上げるように西塔さんと山口さん、その後ろに大輔の顔が見えた。