この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
ジャンクフードでできている
第19章 クコ
かっこかっこかっこ
時計が鳴る
かっこかっこかっこ
時計がなる
このたった六畳間に
響く音が
時が流れているという
世界からの
お知らせ
締め切ったカーテンからは
光も闇も入ることはない
切り取られたこの四角い空間に
畳に敷かれた布団に横たわり
私は天井を見上げている
世界からのお知らせは
決して信用足るものではない
たぶん時間というものを
ある尺度によって
分割して
割り振って
提示しているものであって
それが果たして
絶対的なものであって
普遍的なものなのか
証明できないのではないか
とくに、私の現状においては
変化に富み
ただの相対的な基準ではないのか
ぐあああああん
私を批判するかのように
針が重なり、異音を発する
一時間の経過を告げる
ちょうどの時刻
手足が重たい
畳に目をやる
いやいや、首をふってみる
どこだかを、さ迷っていた
私の自我がふらふらと体のまわりを漂っている
起きられない、ある休日の朝
そして布団にくるまる
「二度寝との邂逅」
時計が鳴る
かっこかっこかっこ
時計がなる
このたった六畳間に
響く音が
時が流れているという
世界からの
お知らせ
締め切ったカーテンからは
光も闇も入ることはない
切り取られたこの四角い空間に
畳に敷かれた布団に横たわり
私は天井を見上げている
世界からのお知らせは
決して信用足るものではない
たぶん時間というものを
ある尺度によって
分割して
割り振って
提示しているものであって
それが果たして
絶対的なものであって
普遍的なものなのか
証明できないのではないか
とくに、私の現状においては
変化に富み
ただの相対的な基準ではないのか
ぐあああああん
私を批判するかのように
針が重なり、異音を発する
一時間の経過を告げる
ちょうどの時刻
手足が重たい
畳に目をやる
いやいや、首をふってみる
どこだかを、さ迷っていた
私の自我がふらふらと体のまわりを漂っている
起きられない、ある休日の朝
そして布団にくるまる
「二度寝との邂逅」