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溺れる金魚
第17章  無実の罪
「やっ!」


腰を引いて抵抗しようとするが紗良の両膝を掴んでいた彼の手の力が予想より強く、びくともせずにただいやらしく腰をくねらせているようにしか見えない。


「ふん、こっちには付けなかったのか」

独り言のように呟いた途端にちりりとやけどのような痛みが走る。やがてそれはその内痛みだけでない感覚へと変わっていった。


「ぁ……ゃあっ」

それが吸われていると分かったと同時に、パンティーの隙間から侵入してきた指先が蜜壷の入り口を弄ぶ。



「あ、嫌っあぁ……んんっ……だめ、ぇっ」

「何が嫌だ。十分潤ってるじゃないか……無理矢理されても感じてるなんて、余程好きなんだな。見くびってたよ」




佐野の手や頭を押し返そうと悶えながら抵抗するが力など入らずに、その行為は更にエスカレートしていく。
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