この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
溺れる金魚
第24章 極甘な夜
どんなに遅く帰宅しても、今までの時間を取り返すかのように貪る彼に恥じらいながらも全てを受け入れ紗良もまた彼を求めていた。
女としての喜びを、大好きな彼が一つずつ教えてくれる。
彼が私の躰をいやらしく育てていく。
そう思うだけで、また奥が疼き始める。
僅かな期間で随分とはしたない躰へと変えられていた。
その変えている本人を窓の外に探す。
やがて人の出ていく波が消え、約束の時間から四十分が経とうとしていた。
小走りに建物へと近付いてくる一人の男性。
それが佐野だと分かり、紗良に安堵の笑みが漏れた。
窓際に座る紗良に気付き佐野も片手を上げる。
彼もカフェの中に入ってきたが、すぐに伝票を手にして紗良を促す。
「ごめん、すぐに終われなくて。これでも頑張ったんだけど」
「大丈夫です……知ってますから」
微笑みながら彼に答える。
女としての喜びを、大好きな彼が一つずつ教えてくれる。
彼が私の躰をいやらしく育てていく。
そう思うだけで、また奥が疼き始める。
僅かな期間で随分とはしたない躰へと変えられていた。
その変えている本人を窓の外に探す。
やがて人の出ていく波が消え、約束の時間から四十分が経とうとしていた。
小走りに建物へと近付いてくる一人の男性。
それが佐野だと分かり、紗良に安堵の笑みが漏れた。
窓際に座る紗良に気付き佐野も片手を上げる。
彼もカフェの中に入ってきたが、すぐに伝票を手にして紗良を促す。
「ごめん、すぐに終われなくて。これでも頑張ったんだけど」
「大丈夫です……知ってますから」
微笑みながら彼に答える。