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溺れる金魚
第24章 極甘な夜
でも、今年は違う。
互いの想いが通じたからこそ。
「ぁ……」
聞き逃しそうな程に微かな声が漏れた。
それに続く言葉に佐野は静かに耳を傾ける。
「素敵……。すごく可愛い……。ありがとうございます」
嬉しさで微かに声が震えた。
嬉しい……。
にこやかにそれを掌に乗せて眺める彼女の眼差しを暖かく見守る佐野。
紗良のその表情に佐野は漸く安堵の息を吐いた。
「良かったよ、喜んでくれて……。プレゼントなんて……やり慣れてないから」
恥ずかしそうに照れる佐野の事が、紗良は愛しくて堪らない。
今までのような冷たさとは違う表情に紗良の嬉しさが増す。
互いの想いが通じたからこそ。
「ぁ……」
聞き逃しそうな程に微かな声が漏れた。
それに続く言葉に佐野は静かに耳を傾ける。
「素敵……。すごく可愛い……。ありがとうございます」
嬉しさで微かに声が震えた。
嬉しい……。
にこやかにそれを掌に乗せて眺める彼女の眼差しを暖かく見守る佐野。
紗良のその表情に佐野は漸く安堵の息を吐いた。
「良かったよ、喜んでくれて……。プレゼントなんて……やり慣れてないから」
恥ずかしそうに照れる佐野の事が、紗良は愛しくて堪らない。
今までのような冷たさとは違う表情に紗良の嬉しさが増す。