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溺れる金魚
第24章 極甘な夜
その漏れた笑みに紗良は不思議そうに顔を見上げた。
「……いや、何でもない。ただ、紗良が可愛いなと思って。愛してるよ」
今までそんなことを言うキャラではなかった佐野があの日を境に紗良への愛情をさらけ出し、それが紗良には恥ずかしくも嬉しさが勝る。
「私も、愛してます」
背に回した手に力を込めて佐野を抱き締めた。
「どうしてこの部屋にしたか分かる?」
「……いえ。どうして、ですか?」
抱き付いていた紗良の顔を覗き込みながらにやつく佐野。
「ここさ。風呂からの夜景が綺麗なんだって。だから、一緒に……」
その言葉に紗良は目を見開いたまま赤面した。
今までも何度か誘われていたが恥ずかしさから断り続けていた。
「……いや、何でもない。ただ、紗良が可愛いなと思って。愛してるよ」
今までそんなことを言うキャラではなかった佐野があの日を境に紗良への愛情をさらけ出し、それが紗良には恥ずかしくも嬉しさが勝る。
「私も、愛してます」
背に回した手に力を込めて佐野を抱き締めた。
「どうしてこの部屋にしたか分かる?」
「……いえ。どうして、ですか?」
抱き付いていた紗良の顔を覗き込みながらにやつく佐野。
「ここさ。風呂からの夜景が綺麗なんだって。だから、一緒に……」
その言葉に紗良は目を見開いたまま赤面した。
今までも何度か誘われていたが恥ずかしさから断り続けていた。