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溺れる金魚
第24章  極甘な夜
露になった胸の頂きが、つんと天を向く。

大きすぎず佐野好みの張りのある胸を上からじっと見つめる。


「良い眺めだね」

口元を歪ませながら彼の空いている手が紗良の胸に伸びていく。

乳房をそっと撫でながら、尖ったそこを親指で弾いた。

「あっ……ゃ」

肩を竦めながら彼の手に紗良の指が重なる。


「……嫌なのかい?それなら止めても良いんだよ?」


どこまでが本気なのか、彼のその言葉に紗良は恥じらいながらもねだる言葉を発する。

「……いじわる。止めないで。もっと……触って欲しい、から。続けて……」


ニヤリといやらしい笑みを漏らすと彼女の前に跪き、露になった胸に顔を埋める佐野。


紗良の腰には彼の腕ががっしりと回され身動きがとれない。



谷間に鼻を擦り付けたかと思うと、思い切り息を吸い匂いを嗅ぎ始めた。
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