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第24章 　極甘な夜

まだシャワーも浴びていないのに……。

恥ずかしくて、堪らない。


「ぁっん……崇志さん、だめぇ」

甘い彼女のその言葉などまるで無視して佐野の行為は更にエスカレートしていく。


口を開いたかと思うと彼女の乳房に甘咬みし吸い始めた。

「あ……ぅんっ」


佐野の手が彼女の最後の砦の隙間に侵入を始める。

ピチャッという音が紗良にも聞こえた。


彼の指がその液体を周囲に塗りたくり、時々突起に触れる度に足の力が抜けていく。


「……何だ、脱ぐだけでこんなに感じてたのか？」

「や、んっ言わないで……」


上気した頬、とろける瞳。


下から見上げていた佐野に上からキスをせがむ。


その呼吸の乱れに、佐野の質量が増す。



彼女の願いを分かっていながらわざと身を引いてかわす彼。