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溺れる金魚
第24章  極甘な夜
それでも忙しなく動く彼の指。

「イキたい?イキたかったらちゃんと言って」


「ゃんっ、ぁ、指じゃ……やぁっっ、んっ」

気持ち良さが勝り、恥じらいもなく股を広げて身を預ける。


「指じゃなきゃ何が欲しいんだろうな?」

「崇志さんのがたくさん、欲しい……のっ、んんっ」



「この前まで処女だったのに、俺の奥さんは随分といやらしい子になったな。そうやっておねだり何かして」

両手を後ろに付かせて股を広げ、恥部をさらけ出したままのいやらしい格好に佐野が誘導する。


いやらしい格好をさせられて興奮する紗良のそこがヒクつく。


自分の促し全てに、素直に従う彼女に佐野もまた、興奮が増した。


俺が彼女のいやらしさを開発している。

自分好みのセックスの仕方を彼女に教え込む。



まるで光の君。

男の理想だな、とにやつきが止まらない。
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