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溺れる金魚
第7章 友と
揺れる揺れる。
揺り籠のように優しくゆったりと。
まるで大切なもののように、丁寧に扱われている。
頭をそっと撫でられたような感触。
なんて心地良い……。
それに、良い匂い。
これは彼の匂い。
彼の……。
目覚めるとベッドに横たわって居た。
運んでくれたのは……彼?
ああ……何て失敗。
せっかく彼が私に触れてくれたのに、眠っていて気付かないなんて……。
もしかして、先程の頭を撫でられたのも現実?
もしそうであったなら……。
そんな些細な事すら嬉しかった。
彼はどんな風にして自分を抱いてくれたのか。
出来ることなら、その感触をじっくりと味わいたかった。
まだ知らない彼の肌の温もりを感じたかった。
揺り籠のように優しくゆったりと。
まるで大切なもののように、丁寧に扱われている。
頭をそっと撫でられたような感触。
なんて心地良い……。
それに、良い匂い。
これは彼の匂い。
彼の……。
目覚めるとベッドに横たわって居た。
運んでくれたのは……彼?
ああ……何て失敗。
せっかく彼が私に触れてくれたのに、眠っていて気付かないなんて……。
もしかして、先程の頭を撫でられたのも現実?
もしそうであったなら……。
そんな些細な事すら嬉しかった。
彼はどんな風にして自分を抱いてくれたのか。
出来ることなら、その感触をじっくりと味わいたかった。
まだ知らない彼の肌の温もりを感じたかった。