パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第9章 悪魔の心

『三年前…お前が妙な動きをし始めた事から情報が錯綜して…混乱を招いて・・・あの時お前が勢いづいて無理な買収を押し進めて市場を荒らした…その影響で俺らは』


あー、、なんだコイツ？

要求…目的って聞いたハズなんだがなぁ俺？



『お前の事業が拡大する裏には…
お前がヘラヘラ笑ってのさばってる影では
地獄を見て…のたうち回る人間がいるってことを
テメェにはわからせてやろうと…この三年…』



なんか言っちゃってるけど？
話はコンパクトに正確にしろよな
仕事出来ないヤツの特徴…ダラダラと・・アホ話


ま、でも良い

言い分と、それが実際ズレにズレた
無関係に等しい案件な事はわかったからな


んー、、しかし…問題は？


表に見えてるだけで５人か・・・

煌牙がいればなぁ…

倍の人数いてもなんのことねぇけど




サル以下の脳細胞のクセに
人質とるような知恵だけは絞れたらしい
こんなふざけたマネする連中…


マジメに話す気もなければ必要もない



そんな無駄な体力と時間を割いてる程

こちらには分が良くない状況だぜな、これ



せめて人質(ﾊﾝﾃﾞ)がなければなぁ…

って言ってても、しゃーない



目の前に人質(ｿﾚ)がいるんだから



見たことないくらい
小さくなって…明らかに体が震えてる廉





『ん〜…なんか良く知らんが…要するに

あんたら、たまたま業績が伸びてた他社の情報掴んで

探り入れて…オイシイ話に惑わされて

ツメの甘い便乗商法で博打に出て？大損こいて

…自分の会社吹っ飛ばしたって事？？…ﾌﾊｯ』





『影山…テメェ開き直る気か…やっぱりテメェは』




『…オイシイ話・・・ってさ

ほんとにそうなら他人に教える？』




『は？』




『って、俺なら考えるし

赤の他人の言う事なんか信じないし

鵜呑みにしないけどね…

あ・・・俺ならだけど』




ｶﾞﾘｶﾞﾘ…ｻﾞﾘ


コンクリートの地面の上を鉄パイプが擦れる音を出して
手前の２人が俺の方に来る



ま、とりあえず一番奥にいる女から
この連中を離さないとね