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Lovers Game 〜光と影〜
第9章 悪魔の心
『それを…人のせいにして
こんな卑怯なマネしかできなくて
そんなんだからっ…事業も人生もダメダメなのよ
負け犬の遠吠えっていうんだよそんなの!!』



廉は動けない体で声を上げ続ける

ま、相当に理不尽でブチギレでんだろうなこの女



『成功した他人の…オイシイとこだけみて…
やっかみ根性だけで、自分の行動は改めなかったの?!

あんたの事業は…あんたは・・
自分の会社を…自分を・・何より従業員を
信じて、守って、大事にしてきたの?

成功をなす人は…誰も知らない所で
きっと誰よりも…仕事してる、、あたしそう思う』



興奮気味に怒声上げる廉に
俺はさすがに待ったをかける



『廉…喋るな。お前には関係ない』


賢い女ではないんだよな、お前
知ってるけどさ

ったく…
せっかく引き離した男の目線が
そっちに戻ったじゃねぇか・・・クソが




『理不尽なことは…許さない、、』



『わぁーったから・・・喋るな…』


廉は俺の制止も聞かず
その理不尽に怒りをぶつける



『もしもアンタが…真当な経営者だったなら

例えばその感情といつも並んで歩いて
アンタが精一杯仕事できる安心をくれる部下

例えば…アンタが無茶な計画したら
代わりに綿密な仕事をして立て直す補佐をする部下

例えば…アンタがとんだ失態をしても
冷静にフォローに回って力を尽くす部下

アンタがちゃんとしていれば
その状況が最悪になっても

アンタを信じて…助けて
ついてきてくれる人が居たかも知れないじゃない

他人の努力は知らずに…ただ逆恨みして
ダサいどころの話じゃないね

その人のせいじゃなくて…
アンタの事業が失敗したのはアンタのせいでしょ!!

それが事実!!現実だよ…っ!!!』





パァン…!!

廉の言葉を掻き消すように
その頬を男の手が直撃した




『?!・・・やめろ…』




微塵の躊躇いもなく女に手を振り下ろす輩の

その突発的暴挙に…さすがに俺は焦った




反射的…
地面に膝を着きかける俺の耳に




『やめなよ蓮。

あんた・・・こんなクズ共に
頭下げなきゃならないことしたの?

そんな、プライドのない仕事したの?

ちがうよね?!…あんた見てれば

あたしにだってわかるよ』





廉は…話し続けた

今度は俺に向けて
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