パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第9章 悪魔の心

『廉・・・ひとまず黙っとけ』



『…っ・・』


加減もない、男の力で思い切り殴られた廉の
それでも男を睨み上げる・・鋭い目つき



・・・・とんだ女だよ、ほんと、お前




それはさておき…なんか状況サイアク



否応なくバクバク音を立てる俺の心臓





『・・・・この女ぁ…っ』




ｼｬｯ…

金属が擦れる音がして



頭に血が昇った男が取り出したのは
薄暗い中に妖しく光るサバイバルナイフ




『おい、、、おいおい、落ち着けって
オッサン…あんたも大人だろ？・・・な？』





『生意気ぬかしてんじゃねぇっ…』



男が廉の髪の毛を鷲掴みにして
頬にナイフを当てた




『?!っ・・・…ひ…・・・・っ』




廉が目を見開いて…
すぐにギュっと閉じた瞬間だけが見えた





『やめろ…っ・・・っ！！！』





手の届かない位置にいた俺の声に被さる




ザクっ・・・





っていう…残酷な音





『廉っ・・・！！！』




『っ・・・・・』





パサ・・・・





男は、掴み上げた廉の長い髪の毛を
一瞬でナイフで切り落としていた