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POISON 〜プワゾン…毒
第1章 ママとの生活
ひと月も経つと私の顔の痣は薄くなり、身体の痛みもなくなっていた。
ヨシヒコおじさんは家にたまに来ていたようだが、私はおじさんが来る前にママに家を出されたのだった。
コンビニの外でボーッと立ち時間を潰していると、不良っぽい中学生くらいの子たちから声を掛けられた。
「 お前ここでいつも何してるんだ?」
「塾の…塾の帰りです。」
私が言うと彼等はケラケラと笑っていた。
「嘘つけ。塾なんて行ってないくせに。」
私は返す言葉が無かった。
「金、持ってるだろ?よこせよ。」
「無い…」
「いや、ある。そのバッグに入ってるだろ?」
「無いってば!」
私のバッグを彼等はひったくろうとしたが、私は抵抗した。
「やめて!お金なんて無いから!」
「嘘つき女の言う事は信じられない。さっき財布に入ってるの見たんだぞ。」
さっき小さなチョコレートを買った時に財布を見られていたんだ…
「嫌!辞めてっ!」
中学生の男子の力は強く、私は突き飛ばされてしまい、転んだ時には運悪く頭にコンクリートブロックが当たり血だらけになってしまった。
騒ぎで警察官が来て、私は救急車で運ばれたのだった。
痛みより、ママの事が気になっていた。
ママがまた困った悲しい顔をする…
それにおじさんと一緒だし…
私は救急隊に名前も住所も電話番号も言わなかった。
ヨシヒコおじさんは家にたまに来ていたようだが、私はおじさんが来る前にママに家を出されたのだった。
コンビニの外でボーッと立ち時間を潰していると、不良っぽい中学生くらいの子たちから声を掛けられた。
「 お前ここでいつも何してるんだ?」
「塾の…塾の帰りです。」
私が言うと彼等はケラケラと笑っていた。
「嘘つけ。塾なんて行ってないくせに。」
私は返す言葉が無かった。
「金、持ってるだろ?よこせよ。」
「無い…」
「いや、ある。そのバッグに入ってるだろ?」
「無いってば!」
私のバッグを彼等はひったくろうとしたが、私は抵抗した。
「やめて!お金なんて無いから!」
「嘘つき女の言う事は信じられない。さっき財布に入ってるの見たんだぞ。」
さっき小さなチョコレートを買った時に財布を見られていたんだ…
「嫌!辞めてっ!」
中学生の男子の力は強く、私は突き飛ばされてしまい、転んだ時には運悪く頭にコンクリートブロックが当たり血だらけになってしまった。
騒ぎで警察官が来て、私は救急車で運ばれたのだった。
痛みより、ママの事が気になっていた。
ママがまた困った悲しい顔をする…
それにおじさんと一緒だし…
私は救急隊に名前も住所も電話番号も言わなかった。