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POISON 〜プワゾン…毒
第5章 決心
学校はあと少しで卒業だが、中途退学をした。
18歳になるので施設からも卒業をした。
事務所も辞めた。今の私のこの状態では辞めて貰えた方が事務所にとっては良かったようだ。
カイトやキララやマリナに対しては、恨んでいない。
みんな幸せになろうとして一生懸命なのが痛いほどよく分かるからだ。
私には皆んなが幸せを感じる事が出来る人間になって欲しいと願うだけだ。
レイはマスコミの前に出て行き、私の事を話した。
「モデルのサクラと結婚します。」
いきなりざわついていた。
彼女はモデルを引退するのかという問いに
「いや、今まで以上のモデルになるために勉強しています。」
「で、彼女のいろんな噂がありましたが…」
「噂?噂は噂じゃないの?」
「彼女の親友が証言していましたが?」
意地悪い顔をした記者が言うと
「第一、親友はそんな事を話さない。それに彼女は親友なんていないそうだよ。ははは。俺もいないけど。噂に踊らされ、人の過去をほじくり返し、いかにも正当な事をしている感を出して、人を傷付けて…変じゃないか?心とか無いのか?マスコミは。自分がありもしない酷い事を世間に公表されたらどんな気持ちだ?あ?鬼の首を取ったようにはしゃいでいるけど、人を傷付けて苦しめているお前たちが鬼に俺は見える。」
記者たちは何の質問も出来なくなっていた。
「ん…もう、いいかな。こんな会見二度とごめんだよ。では、皆さま!アッディーオ!」
レイは片手を挙げ、笑顔でその場から去った。
18歳になるので施設からも卒業をした。
事務所も辞めた。今の私のこの状態では辞めて貰えた方が事務所にとっては良かったようだ。
カイトやキララやマリナに対しては、恨んでいない。
みんな幸せになろうとして一生懸命なのが痛いほどよく分かるからだ。
私には皆んなが幸せを感じる事が出来る人間になって欲しいと願うだけだ。
レイはマスコミの前に出て行き、私の事を話した。
「モデルのサクラと結婚します。」
いきなりざわついていた。
彼女はモデルを引退するのかという問いに
「いや、今まで以上のモデルになるために勉強しています。」
「で、彼女のいろんな噂がありましたが…」
「噂?噂は噂じゃないの?」
「彼女の親友が証言していましたが?」
意地悪い顔をした記者が言うと
「第一、親友はそんな事を話さない。それに彼女は親友なんていないそうだよ。ははは。俺もいないけど。噂に踊らされ、人の過去をほじくり返し、いかにも正当な事をしている感を出して、人を傷付けて…変じゃないか?心とか無いのか?マスコミは。自分がありもしない酷い事を世間に公表されたらどんな気持ちだ?あ?鬼の首を取ったようにはしゃいでいるけど、人を傷付けて苦しめているお前たちが鬼に俺は見える。」
記者たちは何の質問も出来なくなっていた。
「ん…もう、いいかな。こんな会見二度とごめんだよ。では、皆さま!アッディーオ!」
レイは片手を挙げ、笑顔でその場から去った。